内外の観光客から訪問が絶えない京都市。
京都市東山区は清水寺など見所がたくさんの観光地域、
そこのあるホテルが、イスラエル人の宿泊を拒否し、怒ったその客はイスラエル大使館に通報し、大使館はホテルへクレームし騒動となったとの事。
客であるイスラエル人男性は、事前にホテルに予約を取っていました。
後に、ホテル側は、この男性はイスラエル軍に関与している可能性があると判断し、軍の関係者を宿泊させることは国際人道法に抵触する、との情報のもと、宿泊を拒否したとのこと。
しかし、拒否されたイスラエル人やイスラエル大使館は、差別を受けたとのことで怒り心頭。
結果はどうなったかは分かりませんが、現在は京都市も入り、状況確認中だとのこと。
ホテル側の不当な処置であれば、市からの行政指導の流れに移って行きますが、正当であれば、良くやった、という形になり、見方が別れます。
そもそも、ホテによるその行為に、単に外国人観光客に対する接し方のみならず、国際政治にも日頃から関心を持ち寄せているとすれば、素晴らしいと思いたくなります。
人口、1億2千万人の国に、世界から年間3千万人の外国人旅行客が訪れることは、価値観や生活習慣上などで、いろいろなトラブルが生じてもおかしくありません。
結果として国際法に抵触しない客だったとしても、ホテル側の行為を一方的にNGだとすることにはならないで欲しいものです。
日本は、こうした機会を通じて、より開かれた関心領域を持つ形となれば、ピンチはチャンスとなります。