日経株価が40000円を超え、過去最高の水準を更新中とのこと。
1989年に38000円強を記録し、その後暴落して2008年には7000円そこそこの底値になりました。
その後、紆余曲折を経ながらも、ようやくバブル期の水準まで回復するに至っています。
問題は、どこまで伸長を続けるかですが、専門家でもなかなか見通せない事でもあり、投資家の人にとって見れば、一喜一憂の時を覚悟されているかもしれません。
この状況を、好景気だとしてとらまえるメディアもありますが、これは明らかに正しい見方ではないと思います。
生活実態が伴わないからです。
平均給与水準が、物価高に追い付いていない現状では、依然として家計のやりくりに知恵をめぐらさなければならないのが正直なところではないでしょうか。
デフレマインドが、この30年で定着していっており、いわば、寒い冬に慣れ切った心情があるため、なかなか春を感じることが出来なくなっているわけです。
企業は、特に大企業は、取引先からの値上げをしっかりと受け止め、企業全体で、従業員給与アップへ舵を切ってほしいものです。
日産が、下請け企業との契約した価格を下回る形で、取引していたと報じらていました。
あってはならない行為です。
自分たちのみではなく、全体あっての好景気を迎える姿になってほしいものです。