米国での自動車市場で、電気自動車EVの販売が減速しているというニュースに目が留まりました。
一方で、日本車がお得意とするHVに人気が再燃しているとのこと。
その主な要因は、EVは、政府の補助金を入れても割高感があること、寒冷地では電池能力が劣ること、充電設備の設置数が不十分とのこと等々。
まだあまり報じられていませんが、充電能力の劣った車載電池は、どこかで交換すると思うのですが、その再利用はどうなっていくのか。
再利用が十分でないと、廃棄される電池が新たなゴミを生むことになり、社会問題化することはないのか。
地球温暖化対策への一つの大きな取組みが、もしあらたな環境問題を起こすのであれば、それは本末転倒になります。
水素燃料自動車FCVも期待したいところですが、スタンドの設置に多額の費用が掛かるため、なかなか販売に火が付きません。
2050年には、日本政府はカーボンニュートラルの実現をするとして、世界に宣言しました。
しかし、ある調査によると、日本は、他の先進国の中では地球温暖化への意識や取り組みは大変低い、とのこと。
あと26年しか残されていませんが、一方では人口減という大変大きな課題も待ち受けており、目下のところ、社会的に見ても対策にアクセルが踏まれている感は感じられません。
どこかで転換点が来てくれることを願うばかりです。