ちまき(端午の節句) | 草センリのブログ

草センリのブログ

サボテン、多肉植物、グルメ、四季折々の話題を中心に書きます。

おはようございます。

5月になりました、今月もお元気に、よろしくお願いいたします。


今日は『端午の節句』

ゾロ目の日の1つ。


ちまき

~~~

中国から伝わり、早や平安時代には作って食べられていた。


【由来】

秦の始皇帝(BC259~210)が中国を統一する前、呉楚七国があった。


それぞれ牽制し合いながらもなんとか平和に暮らしていたのが、孔子(BC6世紀)が生きた春秋時代。


やがて、西方の秦が力を増すにつれ、残り6カ国は選択を強いられた。

各国生き残りをかけた連衡・対抗の戦国時代に突入してゆく。


1)6カ国連合で、秦に対抗するか

2)それぞれ、秦と同盟を結んで安全を図るか


そんな中、楚の宰相「屈原」(BC340~278)は斉と結んで秦に対抗しようと図っていたが、謀り事が

中途でバレて、国を追われる。

屈原は、各国を放浪しながらも「合掌して秦に対抗」を説くも、聞き入れてもらえず、失意のうちに川に身を投げて一生を終える。


6カ国は、それぞれ秦に媚びるように同盟を結んでゆくが、取り込まれてそれぞれ滅亡してゆく。


屈原は中国最初の文学(詩文)といわれる『楚辞』で有名だが、その内容は楚の滅びゆくを観るに忍びない、哀惜一色の祖国愛に満ちている。


統一なった後の世の人々は、秦の悪政を嘆くとともに、屈原を偲んで彼の命日(5月5日)に川に供え物をするようになったという。


(中国では、偉人は廟を建て、神と崇める)


川には龍が棲むと信じられていたから、龍に食べられないように、チガヤの葉っぱで食べ物を包んだと云う…


【基本】

・餅や、もち米を包んで丸ごと蒸す

・味付けしない

・笹の葉で包み、イグサなど5色の糸で結ぶ

(悪霊退散、無病息災を祈って)

・笹の葉の香りを楽しみながら食べる


(後に、竹の皮も用いられる)


【形】

昔は、コンビニができ始めた頃の牛乳パック、4つの△で出来た「テトラパック」、あれです。


(今でも、炊き込みおこわ飯を包んだのが、味わい深い)


他に、

・おにぎりを包んだ形(現在定番の海苔を葉っぱに置き換えたもの)

・俵形

・細長い円錐状

などあります。


【中身】

・シンプルな餡なしの餅

から

・あんこ餅、炊き込みご飯

まで、なんでも有り!


(細長いのには餅で、おこわご飯は見かけないですが…)


【何で、今ごろ?】

屈原の命日でもありますが、これから本格的な夏を迎え、暑気あたりで体調を崩して病気にかかる人が増える。

だから、無病息災を祈願して…