44 サボ/属ごと シンチア | 草センリのブログ

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ここらからは、馴染みの薄い、手には入りにくい、マニアックな品種になります。ある意味、育てるのが難しい品種とも言えます。


 シンチア属
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南米ボリビアのポトシ県のある地域に自生している、1属1種。属名は町名、品名は発見者名で、1968年に新種と認められた。

【特徴】
小型。径3cmほどの円筒形、ポコポコとしたトウモロコシのような姿で、生長点付近の刺座に少しの綿毛と、小さい刺を数本出すていど。
肌は緑から薄緑、根元は古くなると木質化したようになる。
姿に似ず、かなり大きな塊根をもつ。
根元付近から子を吹いて、群生する。

標高3000から4000mの乾燥した草原で生きている。

【育て方】
1年を通じて、適度に遮光した明るい環境で育てる。日光不足は、軟弱な株になる。
成長は、極めて遅い。

【耐暑・耐寒性】
夏場の蒸し暑さが、大の苦手。塊根が腐りやすい。風通しの良い棚上などに置くとよい。
耐寒性はかなりあり、断水してあればたまの氷点下にも耐えるほど。

【水やり】
春と秋は、用土が完全に乾いてから水やりする。
夏は断水か、夕方に軽く表土が湿るていどに。
冬は、控える。

【花】
春先に、小さな黄花をつける。花びらは反り返った先はやや茶っぽくなる。


代表的品種
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当初は『ナピナ』と呼ばれていたが、今は発見者の名を取って『クニゼイ』と呼ばれる。同一種。

和名は『恵毛丸』というが、そんなに綿毛を吹くこともない。