アリオカルプス属
--------
メキシコ~米国・テキサス州に自生する。牡丹類と呼ばれる。
【特徴】
肌は濃い緑やくすんだ緑で、三角形の疣状が折り重なってロゼットを形成。
刺は退化し、刺座には綿毛がある。
夏型で暑さを好む。成長は遅い。
【花】
花期は、秋。頭頂部の綿毛の中から、蕾がでて開花する。
【置き場】
豊富な軟光線で育てる。
【培養土】
排水保水性のよい培養土で。
【植え替え】
4月~5月頃が適期。梅雨入りまでには終える。
【水やり】
一般的に。冬季は乾燥気味に。土の多湿は避ける。
夏も成長しているから、水やりと液肥は与える。
【耐寒性】
寒暑には強い。
代表的品種
=====
・岩牡丹…薄ピンク花
・玉牡丹…疣が大きい
・花牡丹…疣がふっくら、薄ピンク花
・象牙牡丹…花牡丹の園芸種、さらにふっくら疣
・竜角牡丹…小型。疣は長い三角形。紫を帯びた紅花
・三角牡丹…三角錐の長く尖った疣。淡黄色花、赤花
・雅牡丹…竜角と三角の中間くらいの三角疣
「三っ疣」○○…疣先が3つに分かれている
「ロイヤル」○○…疣数が少なく、その分疣が2倍、3倍ほどの大きさになっている
「カリフラワー」○○…一般に、疣の表面はざらついているが、これは表面が凸凹になっている
疣が大きいもの、凸凹がついたものほど高価である。
~ ~
近縁品種に
ネオゴメシア属
-------
メキシコのタマウリパス州に自生。
1属1種。
『アガベ牡丹』
【特徴】
長い三角形の葉で、隙間だらけ。頭頂部は綿毛に覆われる。
塊根性。
花は、秋に開花。径3cmほどの紫紅花。
【育て方】
アリオカルプス属に準ずる。
暑さを好むが、春~秋の強光線は避ける。
冬の多湿は避ける。
※アリオカルプス属に『ブラボアナス』があるが、よく似ている。こちらの方が、やや幅広い三角葉をしている。