ロビビア属②
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ロビビア属の近縁種は、みな美花である。
1)カマエセレウス属
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南米アルゼンチンが原産。1属1種。
『白檀』
径1cmほどの、細長いサボテンで大群生する。分岐もし、途中から芽吹いた子株はポロリと落ちやすく、簡単に根付く。
【特徴】
寒暑に強く、暖地ならば路地栽培でも育つ。
【育て方】
強光には弱いから、夏場は遮光する。
【置き場】
南側の軒下みたいな:夏は明るく、冬は直線日光が当たる、というのが最適。
【花】
開花期は、春から初夏。3cm~5cmほどの鮮やかな赤いオレンジ花をたくさん咲かせる。
黄花、白花も作出されている。
【水やり】
春と秋は、1週間から10日に1回。
夏は、1ヶ月に1回。
冬は寒さに当てて、断水して、シワシワで枯れたようにするほど翌春の花付きは良いようである。
【培養土】
草花用で良いほど。
『山吹』
白檀の“全黄斑”入りで、接ぎ木でしか育たない。
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プセウドロビビア属
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エキノプシス属はアルゼンチン北部、ロビビア属はアルゼンチンからボリビア、ペルーにまたがって分布し、アルゼンチン北部のものをプセウドロビビア属と区別していた。
夜咲きを
エキノプシス属
昼咲きを
プセウドロビビア属
代表的品種
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小型扁平球、多花性。花は昼から咲き、夕方には閉じる、3日目には萎む。
丈夫で、成長も早い。園芸交配の元になっている。前回のロビビア属の中の
・豊麗丸 ・狂風丸
・黄裳丸 ・赤裳丸
・緋裳丸や
・巨裳丸 ・魔王丸
・芳春丸 ・花の譜
・香麗丸
など
《ウニサボテン》
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アルゼンチン(北部)が原産の
エキノプシス属
プセウドロビビア属
セチエキノプシス属
を総合して愛称することもある。
セチエキノプシス属
『奇想丸』…黒褐色の肌、細い円筒形で、長い花筒を出し、芳香のある細い花びらの白花を夜開す。珍種。
[メモ]
ウニサボテンの培養土は、一般的草花用でもよいが、根腐れを心配して配合するならば:
赤玉土‥‥‥5
堆 肥‥‥‥2
牛 糞‥‥‥2
ピートモス‥1
くらいで、多肥で、水やり多めで育てるとよい。