バランスボールの上に座って、水は飲んだらあかん。

はい、何が起こったかはご想像の通りです。せんらくやです。

 

先日のブログで書いたせんらくやブログ「そこに愛はあるのかい?」

では、他者を愛する前に自分を愛しましょう。

ということをお伝えしました。

自分を愛するってどうすんねん?
ピンとこない人もいるかもしれませんので

今日はそんな方を対象にカウンセラー的目線から書いてみます。

 

自分を愛する。

あの時のブログでは、このような表現を用いましたが

本当に言いたかったことは自己肯定感を持ちましょうということだったのです。

 

日本人は諸外国に比べて自己肯定感が低いと内閣府の調査でも発表されております。

調査やデータは取り方、数字の扱い方、見方によって変化させることができますし

日本人には「自分を主張する」よりも「謙遜する」という傾向が強い文化もあるので、
これが全てとは言えませんが、「私なんて・・・」という声を聞く機会は多い。

 

「自己肯定感」とは

自分はそのままでええんよ。

ということなんです。

 

そのままって、掃除ができへんとか、嫌なことから逃げてるとか
週末しか酒飲まへんっていうたのに「今日は特別」とかいうて、

結局、毎日飲んでるとか(あ、それ俺か・・・)

他にも、みなさん、それぞれ「自分のここがあかんな~」ってところがありますよね。

そんなん、直した方がええに決まってるのに

あかんとこあるけど、そんでええっていうこと??なんて疑問もわくかと思います。


体育会系、ストイック系の方は「そんなんは、アカン!」とおっしゃられるかと思います。
(この「体育会系」というものも実際は軍国主義のなごりなんやけどねwそれはまた今度)

 

もちろん、「がんばって、直す」ってことも大切なんやけど、

大切ですよ!
大切なんやけども!
過ぎるとこれが良くない。

なぜなら、心のバランスを崩してしまうからです。

 

人の心が安定した状態というものは

「快楽原則」(やりたいこと)と「現実原則」(やらなければならないこと)の

バランスが取れた状態のことを言います。

 

やりたいことだけをやってるのが良くないことはわかりますよね。

広義ではありますが、人は何かしら、働いて、生活をしているわけです。

好きな仕事についていても「やらなければならないこと」はありますよね。

「快楽原則」が強くなり過ぎた場合、「依存症」などのように

「快楽」が優先してしまい社会生活が営めなくなってしまいます。

 

逆にやりたいことをガマンし過ぎて、やらなければならないことしかやっていない状態。
「現実原則」が強くなり過ぎた場合、

これが先ほど書いた「がんばりすぎる」ことと解釈していただきたい。
もちろん、「がんばる」ことは大切ですが「がんばり方」が違うことも後で解説します。

 

脳内では生体リズム、睡眠、体温調節する、セロトニン。
ストレスを緩和し幸せな気分をもたらすオキシトシンという物質が出るそうです。

がんばり過ぎて、やりたいことをガマンし続けることで
これらセロトニン、オキシトシンの分泌が減り

生体リズムが乱れ、便秘、寝付けない、冷え症などの不定愁訴、
幸福に感じることを脳がストップしてしまい、笑うことが少なくなり、
表情が消え、未来への希望がなくなり、食欲の低下、つまり食べたいものが浮かばなくなり、
性欲(ときめきや高揚感)もなくなり、過労死、うつ病などに突入していってしまいます。

 

この心のバランスが崩れた状態、または解決しなければならない事柄を
持った状態のことを「問題を抱えた状態」といいます。

人はこの問題を抱えた状態から一早く逃れたいがためにいろんな行動を起こします。
それらがうまくいけばいいのですが、間違えた方法をとれば
うまくいくどころかどんどんこじれてしまって、さらに問題が複雑化、拡大化されていまい、
大変なことになってしまう場合もあります。

 

そこで最強アイテムの登場です。
これが「ジコイッチ」改め「自己一致」という行動です。

 

自己一致とは心理カウンセラーが必要とされる状態の一つです。

自分の内側で感じていることと、認識していることと、表現していることが
一致している状態のことをいいます。

 

文字面は簡単ですが、なかなか飲み込みにくいですよね。

 

うまく伝えられるようにやってみます。

 

私、谷口哲也は山、自然が大好きで週末は必ず山に行きます。

天候が不順で山に行けない日は不機嫌になり

大酒は飲むし、ちゃぶ台はひっくり返すし、飲む打つ買うの三拍子が勢ぞろい、

それはそれは周囲の人にとっては大変迷惑なことです。
 

これが「快楽原則」と「現実原則」のバランスが取れていなくて心が不安定な状態です。
そして、山に行きたいけど行けないという心の不安定な状態から
いち早く逃れたいがために間違った解決方法を選んでしまっている状態です。

 

そこで「ジコイッチ」という最強アイテムを手に入れると

内側で感じていること、認識していること、表現していることの
3つの行動ができるのです。


内側で感じていることは「山に行きたいけど、天候不順で行けないな」ということ。

認識していることは「山に行けないから快楽原則が押さえこまれている」ということ。

表現することは「「辛い」と言葉に出す、「辛い」とSNSに投稿する、「辛い」気持ちをポエムを書く・・・などなど」すること。

 

いかがですか?
伝わりましたでしょうか?

まだ、もうちょっと難しいのでさらに解説。

 

自己一致することで

自分の心の中で何が起こっているのか?

それはどこから沸き起こってくるものなのか?
そして、それを適切に表すことはできているのか?

ということを客観的に確認することができるようになります。

 

これがありのままの自分を受け入れる。
自分を愛する、自己肯定感を高めるということに繋がっていきます。

(これについてはまた後日)

 

できる自分もいる。

できない自分もいる。

今、ストレスを感じている。

そのストレスの原因は〇〇、又は××かな?

今はその原因をすぐに解決することはできないけれど

問題を抱えているってことは理解できている。

問題を抱えていてもいい。

すぐにこの問題から逃げ出したい気持ちも沸き起こってくるが

必ずよい選択肢を見つけることはできる。

 

自己一致して、これらのことが確認できれば

明確に問題点を見つめることができます。
明確に問題点を見つめることができると、
問題点はなにか?
いくつあるのか?
複数あるならば、これとこれはリンクしていないか?

リンクしているならば大元はどの問題なのだろう?
問題解決の早い順はどれだろう?
問題解決の優先順位はどれだろう?
そもそも、果たして、これは本当に自分が解決しなければいけない問題なのだろうか?
などなど、いろいろな側面から問題について精査していくことができます。
 

すると、やみくもに無理して負担が増えるようながんばり方、
又は周囲を傷つける(結果的に自分を傷つけることになる)ような方法を選ばなくても

冷静に適切な(最適でなくてもよい)がんばり方を選んで、
問題解決のために正しい努力をすればいいのです。
そして、それが本来のそのままの自分が求めていること
自分が進んでいきたい方向、自分らしく生きること
つまり、実現傾向ということにつながっていきます。


天候不順で山にいけない辛い気持ちは

ちゃぶ台をひっくり返しても解決しません。

 

自己一致させて内なる自分を見つめていく。

山に行けなくて辛いことはわかった。

では、そもそも、なぜ山に行けないと辛いのか?

なぜ山に行きたいのか?


冒険感を味わいたい。
心地よい疲労感を得たい。
澄んだ空気が吸いたい。
景色が観たい。

 

そんな風に精査していくと、ちゃぶ台をひっくり返すよりも
いい問題解決法がみつかるはずです。

 

これは余談で私の現時点での推察ですが、古今東西、様々な祈りや修行があります。

どの様式も複雑なことをするよりも単純な作業を繰り返すことが多いように思うのです。

その単純な作業を繰り返していく中で自問自答する。

これって自己一致させていることなのかな?なんてことも考えました。

 

このブログを読んで、もし、自己一致
なかなかうまくできないよ、という方がおられれば、
または、近くにちゃぶ台をひっくり返すようなやつがいて迷惑しているなら、
一度、せんらくやでも、最寄りのカウンセラーでもいいので
「最強アイテム、ジコイッチ分けてください!」と言ってみてください。
うまくいくと思います。

 

今すぐにはうまくいかなくても

人は必ずよい方向に成長するので大丈夫です。

 

 

以上、最強アイテム「ジコイッチ」を手に入れるでした。

 


アホになれる友達たちと一緒に鈴鹿の沢で快楽原則を満たしてきました!
脳内オキシトシン分泌中です!