🌏 バイクツーリング 篇 (後編)
赤文字は工事中です。
後編 目次
◯バイク旅は容易なものなのか?
◯道路状況
◯レンタルバイク
◯注意点
◯ガソリンについて
🗾用意しておきたい物まとめ に飛ぶ
✈️ ラダックバイクツーリング(前編に戻る)
【パンゴン・ツォをバックに、最近は簡易ホテルが並ぶようになった。2011】
バイクでの旅は容易なものなのか?
バイクでの旅の難易度は、走る場所や距離、天候によって大きく異なります。
レー周辺であれば道路は舗装されており、王宮や僧院、素朴な村々、そして森林限界を超えた荒涼とした大地を、遠足気分で日帰り見学することも可能です。
そのため、レー周辺ではスクーターをレンタルして走る人も多く見かけます。
カルギルのホテルで出会った青年は、なんとムンバイからスクーターでやって来ていた。彼とは意気投合し、パキスタン国境を見学しに1日ツーリングに行った。
最近は道路の舗装が進んでいるため、スクーターのような小径タイヤのバイクでも十分に走破できるようだ。
クラッチ付きのバイク(中型以上のバイク)に慣れている方であれば、スクーターより排気量の大きいバイクを使い、未舗装路でも主要道を外れない限り問題なく走り抜けられるでしょう。
未舗装路の峠越えをこなすには、少しの慣れと、そして情熱が必要になります😁
VIDEO
【レーのホテルに着いてすぐ、彼らと意気投合し1日レー周辺探索へ。】
ラダックでのバイク旅は、ここ数年、国内外からの人気が急上昇しています。
それを裏付けるように、レーでは多くのホテルやツアー会社がレンタルバイクのサービスを提供しています。
街中にはバイクの整備や、ツーリングに関するアドバイスも行ってくれるレンタルバイク店が多数あります。
私がおすすめしたいのは、こうした専門的なサービスを提供している店舗です。
私は2024年はデリーでバイクをレンタルし、ラダックまで旅をしました。道中、ラダックを目指す多くのインド人ライダーに出会いました。
中にはコルカタやムンバイなど、2000km以上離れた場所から来た人もおり、後ろに彼女を乗せて激しいダートコースを走ろうとしている姿も見かけ、少し心配になるほどです。
ある時、ラダックへ続く道で交通規制に遭い、2時間ほど足止めされたことがありました。
時間の経過とともにラダックを目指すバイクが次々と集まり、規制が解ける頃には40台以上が並んでいました。他にもルートがあることを考えると、わずか2時間でこれほど多くのバイカーが集結したことには驚くばかりです。
さらに驚かされたのは、その中にインド人女性ライダーの姿があったことです。
というのも、私が初めてインドを旅した頃は、「女性がバイクにまたがるなんて、はしたない」と言われていたからです。当時は、女性が乗るとしてもスクーターが一般的でした。
街中では今でも女性が後部座席に座る姿をよく見かけますが、その多くは足を揃えた横乗りです。これはスカートやサリーといった服装への配慮もありますが、それ以上に、より上品で控えめな女性らしさを表現する座り方とされているためです。(ちなみに、パンジャビ・ドレスであればまたがって乗ることもできます。)
そんな文化を知っていたからこそ、堂々と大型バイクを駆る彼女の姿は、時代の変化を強く実感させる新鮮な光景でした。
🛵道路状況
今回、私がどうしても記事にしたかったのは、やはり冒頭で述べた「標高5000m級の山々が連なる絶景」です。
2010年から1年かけてインドをバイクで一周した際にもこの地を訪れましたが、今回の感動とはまた違っていました。
(この時はインドでバイクを購入しましたが、手続きが非常に面倒だった。)
その理由はすぐに分かりました。前回訪れたときは、現在のように道路が整備されておらず、走行中は道の凹凸を避けるため、ほとんどの時間、地面を見ながらの運転を強いられていたのです。
さらにキャリアがなかったため、後部座席に括りつけた荷物が振動で落ちないか、常に気を使う必要がありました。
(荷物はなるべくバイク本体に固定し、体への負担を軽減するためにもリュックは避けた方が良いでしょう。ウエストバッグがおすすめです。ハイドレーションパックを使うライダーは多く見かけました。)
加えて、当時は馬力の小さいバイクに乗っていました。
【Hero Honda Splendor 110cc 驚きの連続を彼と共にした 】
しかし今回は違います。主要道路のほとんどが整備され、対向車がほとんど来ない道では、広大な風景の中を走り抜ける一本道が、まるで自分だけのために用意されたかのように感じられ、そのあまりの贅沢さに子どものようにはしゃいでしまいました。
舗装路を作るための税金をこの国に納めたわけでもないのに、インド政府や道路工事の作業員へ感謝の気持ちさえ湧いてくるほどでした。
一度、ホテルで知り合った仲間と車でパンゴン・ツォ方面の祭りへ行ったことがありますが、バイクで感じたものとはまったく異なり、車の中では熟睡してしまいました。
(実はバイクより車の揺れの方がひどいのです。バイクは基本的に縦にしか揺れません。)
やはり、自分のペースで風を感じながら走るバイクでこそ、本当に味わえるものがある。そう感じずにはいられませんでした。(明らかに主観です。)
インドの低地ほどではありませんが、クラクションはここでも必要不可欠な装備です。
特にブラインドカーブ(先の見えないカーブ)ではホーンの使用が重要になります。
ブラインドカーブでも平気で反対車線を走り、追い抜きをしようとしている車がいるからです。どんどん鳴らして自分の存在を知らせ、安全運転を促しましょう。
また、カーブを曲がった途端、落石や道路の陥没が何度かありました。減速も心がけましょう。
【仲間のライダーに付き添われて来院、バイクを飛ばしすぎて曲りきれず滑落したらしい 】
余談
”恐怖開かれたドア ”
咳があまりにひどく、病院に行ったところ、レントゲンを撮るように言われた。
レントゲン室の前には多くの患者が順番を待っており、どうやら皆が覗き込んでいる部屋の奥で撮影が行われているよう。
いざ自分の番が来て中に入ると、皆が覗き込んでいた入口のすぐ目の前にX線撮影装置があり、次から次へと患者が入れ替わりながら撮影をしているではないか。
ということは、あの覗き込んでいた人たちは、撮影が見えないよう布の仕切りが置いてあるといえ、ずっと放射線を浴びていたことになるのか。
無知とは本当に怖いものです。
1回あたりの被ばく量は0.15mSv以下らしいですが、あの古そうな装置ではどうだったのか……
ドアは閉めるべきですよね。
【 レントゲン室内を興味深そうに覗き込む人々。】
インドの平野部を長く走る中で、クラクションには二つの意味があることを知った。
ひとつ目は「どけどけ、俺が通るぞ、道をあけろ!」という威圧的な意味。
もうひとつは「死角になって見えないかもしれませんが、私はここにいます。今から進みます。気をつけてください」という、注意喚起の意味です。
マンホールの蓋が閉まっていなかったり、急に牛が飛び出してきたり、こちらの存在を分かっていながら対向車がこちらの車線を走ってきたり、カーブの途中あった牛の巨大なウ◯コを踏みタイヤが横滑りして焦ったり、さらには道端で人が寝ていたりすることもありました。
平野部の道は、油断できない緊張感と、どこか滑稽さに満ちています。
余談
インドでトラックに追突され、10メートルほど吹き飛ばされたことがある。
長い木を担いだ老人が突然道に飛び出してきたため、急ブレーキをかけたところ、後ろを走っていたトラックが止まりきれずに突っ込んできたのだ。
人間は死ぬ間際に人生を走馬灯のように振り返ると聞くが、「無事に帰国できなかったら両親が悲しむだろうな、」という思いが一瞬頭をよぎったのを覚えている。
地面に叩きつけられた直後、私の脳裏に別の記憶が蘇り、慌てて私よりも遠くへ吹き飛んで行ったカメラバッグに駆け寄った。
その記憶とは、以前ホテルを経営する知人のインド人から聞いた話だ。
ある暑い日、彼が部下と街を歩いていると熱中症で倒れてしまった。意識を取り戻すとベッドの上で看病されていたのだが、違和感に気づきポケットに手をやると財布がなく、その腕に着けていたはずの時計すらも消えていたという。
そして、その日から部下も消えてしまった。
私は貴重品も入ったカメラバッグを確保すると安堵したのか、流血と痛みを知ることとなった。
【 吹き飛ばされた見慣れない東洋人のもとに野次馬が集まってきたときのもの。誰も救急車を呼ばなかった。いや、そもそもそういう発想がないのかもしれない。】
🛵レンタルバイク
【 バイクだけでなく、トレッキングやラフティングなど、様々なアクティビティが楽しめる。私はレンタルバイク専門店を利用した。】
バイクをレンタルする際には、パスポート、前払金(デポジット)そして運転免許証が必要です。
(基本現金、一部の店でクレジットカード払いも可)
事前に国際運転免許証を取得しておきましょう(日本の警察署で発行してます)。
レーでスクーターをレンタルしていた日本人によると、「日本の免許証でも借りられた」とのことでしたが、長距離ツーリングをする場合は国際免許を用意するのが無難です。
レンタルバイクに付帯している保険は、対人・対物補償のみの場合がほとんどです、お店で確認してください。
また、海外旅行保険でバイクでの事故も補償対象になるのかどうか、事前に確認しておくと安心ですね。
【バイクだけでなく、ヘルメットやジャケット、プロテクターなどの装備をレンタルしている店も多い。】
バイクを借りる際は、店員と一緒に車体の状態を確認し、傷や不具合があればその場で指摘し、写真を撮って記録しておきましょう。
後から、自分がつけたものではない傷の修理費を請求されるケースもあるためです。
また走行前「ネンオシャチエブクトウバシメ」など、基本的なチェックもお忘れなく(自身あまりやってなくて、人の事言える立場ではないが、、、)
試し乗りは必ずやるべきです。
同じバイクがあれば、どちらが調子良さそうか見てみるのもありです。
確認するべき点をいくつか上げてみました ▽
⚫️メーターが正常に動作しているか (自分は壊れてても走ったけど)
⚫️エンジンに異音がないか (これ大事!)
⚫️プラグは古くないか? (今まで一度も問題ない。心配なら出発時に新品にしていたらまず問題ない。200円ぐらい。今は昔、キャブの時代は低温、高高度でトラブルがあった。)
⚫️ホーンは鳴るか
⚫️ブレーキ、クラッチ握り(重かったり、遠かったり)
⚫️タイヤの溝あるか
⚫️空気圧(ダートを攻める人は空気圧を低くしたいよね、USB充電で動く携帯の空気入れが便利。)
⚫️ヘッドライト
⚫️ウインカー
⚫️サス(座ってみて、バイクが沈みすぎないか)
⚫️オイル漏れ(どこの部分であれ濡れていたら要注意!)
など、、、、
【”ladakh rental bikes ”と検索するだけで10店ほどヒットするが、実際に行ってみると店舗は一箇所に固まっており、その数は地図で見るよりもはるかに多い。バイク屋巡りも楽しんでみては?半日も回れば、おおよその相場が見えてくる。 】
【バイク屋の名刺】
レンタルバイクの料金は、日本や他国のそれと比べると非常に安価です。ほとんどがインドメーカーのバイクですが、KTMやBMW、日本のバイクを扱っている店もわずかにあります(これらは高額)。
なお、最もレンタル屋に並んでいるROYAL ENFIELDはイギリス発祥のメーカーですが、現在はインド企業の傘下にあります。(KTMもインド製の物が多くなって来ている)
レーでよく見かけるレンタルバイクの平均価格を記載します。ただし、旧型か最新型か、セルスターターの有無、バイクの走行距離などで値段は変動しますので、あくまで参考程度としてください。
(以下、1日のレンタル料。2024年現在)
スクーター(メーカーわからず)が500ルピー(約900円)から
ROYAL ENFIELD 350cc 1200ルピーから(約2000円)
ROYAL ENFIELD 500cc 1800ルピーから(約3100円)
ROYAL ENFIELD Himalayan411 2500ルピー(約4400円)
ROYAL ENFIELD Himalayan450 3500ルピー(約6000円)
どのレンタルショップに行っても、料金は似たような金額に設定されています。これは、ラダックのレンタルバイク協会が値崩れを防ぐために定めた規則によるもので、規定価格以下でバイクを貸し出した場合、店に5000ルピーの罰金が科せられるとか。
しかし、ほとんどの店で値引き交渉は可能です。
【ラダックレンタルバイク協会の証明書】
また、値引きがない場合でも、荷物用キャリアやヘルメット、ライダースーツのレンタルを無料または格安で提供してくれる店もあります。
料金以外にも、バイクの整備が行き届いているか、スタッフがプロフェッショナルか、店の評判が良いか(ネットで確認できる場合もあります)、そして自分の好みに合ったバイクがあるかなど、選ぶ基準は数多くあります。
2024年にデリーでレンタルした Hero X Pulse 200cc は、1日800ルピー(当時約1,400円)でした。
長期レンタルの場合は料金が安くなる契約ができ、「半年借りるなら、1日あたり500ルピーにしてやるぞ!」と店主に笑いながら言われました。
ただし返却時には、「長距離走行でクラッチが摩耗した」として2,500ルピーを追加請求されました。
さらに、立ちごけでブレーキレバーを曲げてしまい、その交換費用も支払うことに。
それを考慮しても、インドのレンタルバイクの安さは破格といえます。
【バイクの数に圧巻!首都デリーのバイク屋街、パーツや、ヘルメットなどのバイク関係の店も合わせると2000店以上あると言うが、それはちょと言い過ぎも? 私がレンタルしたのはTony Bike Centre 何店か見学して1番信頼出来ると思えた。】
翌年2025年にラダックで借りた Royal Enfield Scram 411cc は、交渉の末、1日1,000ルピー(当時約1,700円。バイクの状態が良く、値引き度の高い所を探しまくった。)装備一式と新しいタイヤと新しい荷台をくっつけてもらいました。
オフロードタイプを選んだ理由は、以前オフロードバイクに乗っていた経験があり、ダートをストレスなく走りたかったからです。
最新型の Royal Enfield Himalayan 450 の長期レンタルも考えましたが、予算オーバーでした。
余談
無骨で重量感があり、鼓動のような単気筒サウンドを響かせるネイキッドタイプのRoyal Enfield 。その魅力は性能というより、理屈抜きの「渋さ、格好よさ」にあります。
気分はまさに「イージー・ライダー」「モーターサイクル・ダイアリーズ」。
女性なら「キノの旅」でしょうか。
近年、舗装路が充実し、まさにイジーライディング傾向。
オフロード好きには、少し物足りなくなってきたのかも?
レンタルバイク店や旅行会社では、バイクツアーを提供しているところもあります。
ガイドがバイクに乗り、整備士が車で旅行者をサポートします。
欧米人グループの利用が多く、Facebookで仲間を集めたり、バイク仲間、同窓生といったグループにも会いました。
さて、レンタルバイク店についてですが、レーでは日本と違い、仕事の無い時の店員は、携帯電話に夢中であったり、店先でご飯を食べたり、昼寝していたりしますが、これは現地のスタイルなので、あまり気にしなくて良いでしょう。
【寝そべってお客を待つ合理的? 2025年レーはこのバイクがやたらとレンタルバイク屋前に並んでいた。ROYAL ENFIELD Himalayan411、レンタル料金は交渉次第で1日1500ルピー前後まで落ちるはず。ハンドルにアクションカメラを付けたら、ウインドシールドが邪魔になって選べなかった。 エンジンは私のレンタルしたRoyal Enfield Scram 411cc と同じ。】
バイク返却時、日本のようにガソリンを満タンにして返す必要はありません 。
そもそもレンタル時、少ししか入っていないので、借りたらまずバイクの調子を見がてら、ガソリンスタンドに直行です。
長距離走行の場合、粉塵や雨、泥などを被った場合は、チェーンが砂を噛みスプロケットにも悪影響を与えます。
訪れた村にバイク屋があれば清掃してもらいましょう(またはクリーナーセット持参)。
余談
かつてのラダックの旅では、標高による気圧の変化や気温に神経を尖らせ、チョークを引いての暖機運転が朝の儀式のようでした。
しかし、それも今は昔の話。最新のインジェクションシステムやECUの恩恵により、過酷な環境であっても、バイクは驚くほど従順にその性能を発揮してくれるようになりました。
⚠️注意点
パーミットについて
中国、パキスタンとの国境付近では、今日も緊張状態が続いています。
パンゴンツォやヌブラ渓谷、ダー、ハヌー、ハンレ、ツォモリリなどを訪れる際には、入域許可証(インナーライン・パーミット:ILP)が必要です。
レーの街にある旅行会社で600ルピー(約1,000円)ほどで取得でき、午前中なら当日、午後なら翌日には手に入ります。申請にはパスポートが必要です。
有効期限は2週間です。
私は毎回Ancient Tracks という旅行代理店で申請しています。もっと手頃な値段のところがあるかもしれません。
申請2回目からは割引が適用されます。土日も営業していました。
道中では検問があり、その都度入域許可証の提示が求められるため、複数枚の入域許可証のコピーを準備しておきましょう。
私の頼んだ所では、何枚もコピーしてくれました。
ラマユル付近にも1箇所検問所があります。また、これらのルールは頻繁に変わります。
2024年はパーミットなしで素通りできましたが、2025年は素通りできず、インド人が列をなしていました。
しかし、その列を尻目に事務関係の人に「ワタシ、ガイコクノヒト、シンセイドウヤル ワカリマセン(英語)」と伝えたところ、その場で書類を書いてくれました。
そのまま並んでいたら1時間ぐらいかかっていたでしょう、ほんと感謝。
VIDEO
【ラマユル近くの検問所 2:00:30 辺り】
さらに、検問所(チェックポスト)では2人以上のグループでしか通行の許可が下りず、追い返される場合もあります。 事前に旅行代理店やレンタルバイク店で情報を確認しておくと安心です。
私はパーミット(入域許可証)を作成する際、「バイクでの一人旅でも問題ないようにパーミットをアレンジしてください」と依頼しておいたためか、これまでに一度も検問所で問題が起こったことはありません。
ただ運が良かっただけかもしれませんが。
また、ラダックの軍事施設の多さに驚かれるかもしれません。もちろん、それらの撮影は禁止されています。
ドローンを飛ばそうものなら即捕まります。
ちなみに、彼らはサブマシンガンを常備しています。
余談
2011年は南東のマナリから、2024年は西のシュリーナガルからレーへと入りました。
道中、現地のおばちゃんが手を振って何か叫んでいましたが、物売りか何かだと思い、アクセルを緩めず笑顔で手を振り返してそのまま通り過ぎてしまいました。
後から思えば、あれはパーミットのチェックポイントだったのかもしれません。当時許可証を持っていなかったので、結果的に「突破」してしまった形になりますが、今考えると冷や汗ものの違反行為ですね。
しかし、止まっていたら、パーミットがないので突き返されていたのかも知れません。
実は、早朝チェックポイントに人がまだ出勤しておらず、余裕で突破出来たこともありました
ガソリン
レーやカルギル、パダムなどの主要都市にはガソリンスタンドがありますが、ひとたび町を離れれば、次の給油所まで100km以上離れていることも珍しくありません。特にパンゴン・ツォよりさらに奥、東ラダックの辺境へ向かうほど、その状況は顕著になります。
しかし、ラダック全域に言えることですが、主要な交差点や道の駅のような休憩所の売店では、案外ガソリンを小分け販売している場所が見つかるものです。
地元の人や行き交うドライバーに「どこで給油したのか」と聞いてみると、供給源を教えてもらえることがあります。
そのせいか、私は一度も予備のガソリンを使うことはありませんでした。ただ運が良かっただけなのかもしれませんが、、、、
ところで、予備のポリタンクはレーの街で購入可能です。
私はバイク屋で空のオイル缶や、ポリタンクをもらい受けガソリンを入れていました。2025年は購入しましたが、漏れが酷かった。
ちなみに、インドではガソリンのことをPetrol(ペトロ、ペトロール)と言います。
車の左側通行といい、イギリス統治時代の名残ですね。
日本もイギリスの影響があるとか、ちなみに中国は右側通行ですが、香港、マカオはイギリスからの返還後も左側通行を維持しています。
VIDEO
【ガソリンはポリタンクやペットボトルに保管され販売されている。】
🫘ラダック豆知識
文化
「小チベット」とも呼ばれるラダックでは、チベット仏教が人々の暮らしと精神の軸となっています。
過酷ながらも美しい自然の中には、地域の中心となるゴンパ(僧院)がそびえ立ち、街道や家庭にはマニ車や、風にたなびくタルチョ(五色の祈祷旗)が溶け込んでいます。
これらは単なる風景ではなく、人々の篤い信仰心と日々の祈りが形になったものです。
また、チベット仏教にはローマ・カトリックにおけるローマ教皇のように、宗派を代表し率いる活仏(かつぶつ)などの高僧が存在します(ダライ・ラマやパンチェン・ラマなどが有名です)。
彼らは単なる宗教的な指導者にとどまらず、厳しい環境のなかで助け合って生きるラダックの人々にとって、現在も深い心の拠り所、精神的な大黒柱であり続けています。
あいさつ
ラダック語の挨拶「ジュレー(Julay)」は「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」など、あらゆる場面で使える万能の挨拶言葉です。
ほとんどのところでヒンディー語が通じます。また街では英語を話す人も多く、話しかけると皆フレンドリーですよ。
【プクタル・ゴンパ(Phugtal Gompa) への道中、地元の女子高生に「コンニチハ、ニホンジンデスカ?私達、日本のアニメが大好きなんです。『ナルト』『鬼滅の刃』『呪術廻戦』……」と話しかけられた。
日本人に生まれてよかった 。
JKたちは授業の一環でここに来たのだという。それにしても、秘境中の秘境に遠足で来れるとは、、、!!】
暮らし
ラダックの厳しい自然環境の中では、資源を無駄にしない循環型サイクルに基づいた自給自足の暮らしが営まれています。
まず、生活の基盤となるのは農耕と牧畜です。農民は大麦などの作物を栽培し、遊牧民はヤク、牛、羊、ヤギなどの家畜とともに季節ごとに移動しながら暮らしています。
家畜からは乳を得てバターやチーズを作るだけでなく、その「糞」も貴重な資源として活用されます。
ラダックの乾燥した気候と強い日射は、糞を素早く乾燥させ、良質な燃料へと変えてくれます。なかでも高地に住むヤクの糞は繊維質が豊富で火持ちが良いため、重宝されています。
この循環は、エネルギーだけにとどまりません。伝統的な「乾式コンポストトイレ(エコトイレ)」では、人間の排泄物を溜め、乾燥させて堆肥へと作り変えます。
こうして得られた堆肥や、家畜の糞を燃やした後の灰は再び畑にまかれ、作物を育てる栄養となります。
「家畜が草を食べ、人間がその恵みを燃料や食料として受け取り、最後は肥料として大地に還す」というこの持続的なシステムは、過酷な高地で人々が生き抜くための、知恵の結晶と言えるでしょう。
VIDEO
【 リンシェゴンパより 】
🍜🍅食
大麦(バルレイ)
主食の中心で、高地でも栽培できるため小麦や米より一般的です。
ツァンパ(Tsampa)
大麦を炒って粉にしたもので、日本の「はったい粉」に似た伝統食。バター茶をぶっかけて手で練って食べたり、携行食としても重宝されます。ゴンパ(僧院)に泊まると朝食はこれになります。僧侶のように沢山食べるのは困難。
モモ(Momo)
蒸し餃子。中身はヤク肉や羊肉、野菜など。平地インドでも最近食べられている。
トゥクパ(Thukpa)
具だくさんの温かいスープ麺。寒冷な気候にぴったりの人気料理。あったまりますよ。
タギ(Tagi)
小麦粉や大麦粉を練って焼いた、チャパティのような伝統的なパン。
根菜類
カブやジャガイモなどが主な野菜で、煮込み料理「スキュー」などによく使われます。
葉野菜 (サブジ)
様々な野菜、根菜類も入れスパイスで炒め煮・蒸し煮にした料理。
あんず(アプリコット)
ラダックの名産品。乾燥あんずは栄養価が高く、保存食としても重宝されます。Turtukでは7月中頃道端に実が落ちているほど。ジャムにしても美味しい。
チャイ ミルクティー
バター茶(グルグル・チャイ / Gurgur Chai) 茶葉に塩とヤクのバターを混ぜて攪拌して作る伝統的な飲み物。高脂肪・高塩分で、高地生活に必要なエネルギーを補う。
チャン(Chang)
大麦を発酵させた地元の伝統酒。祭りや家庭の集まりなどでよく飲まれます。
レーには、ツーリスト向けのインド料理、チベット料理、多国籍料理、西洋料理のレストランやカフェが年々増えています。ツーリスト価格で提供されておりますが、食事には困りません。
◯ 用意しておきたい物、まとめへ飛ぶ ➡︎
◯ラダックバイクツーリング、前編に戻る➡︎
ルート紹介 ブログ 工事中➡︎
なが〜いYoutubeについて。
道路状況に不安のある方は、確認としてご覧ください。
ネタバレになるかもしれませんが、実際にその場所で風を感じ、空気を吸い、エンジンの振動を感じながら走る体験とはまったく別のものです。
映像とは比べものにならないほど圧倒的です。
見る人がいるのであれば、また要望があるなら、主要ルート10本を作成したいと思っています。
私の写真ページ⬇︎