福祉だけでなく他の業界でも通用するヒントが満載です。
著者は元高校教員で行政書士を経て、
福祉の世界へ飛び込みました。
現在「明朗塾」という知的障害者授産施設や
グループホームなどを運営しています。
日本の福祉を変えたいというミッションを全員で共有することが
「本当の意味」での福祉のネットワークづくりが著者の願いです。
「施設長の能力が伸びゆけば、組織は大きくなり、
スタッフの裾野が広がる」という考えから、
「施設長の資格!」というタイトルになったと推察されます。
施設長が一般の経営的な視点で考えることは
経営を見直し、改善していくうえで有効です。
「施設長」を「社長」に変えれば
そのまま一般企業にも応用できる内容です。
福祉サービスにおける
「施設長の役目、思考法、心構え」から
「マーケティング」「チラシづくり」「人材育成」など幅広い内容の本書ですが、
とくに人材育成、組織について絞り、抜き出してみました。
- 施設長の資格!―福祉経営に役立つ30項/内藤 晃
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◆ スタッフの力を最大活用しよう
「自ら率先して行動する」スタッフを
まず、一人だけ見つけることに集中する。
見つけることができたら、
そのスタッフが最高に活躍できる舞台をつくる。
その舞台になるためにはどうすればよいかを考えると
そこに組織づくりの目標が生まれる。
◆ 職場の魅力を10個書き出そう
職場の魅力を10個書き出し、
書き出した中にから、職場づくりのヒントを見つける。
「改善」や「欠点」を書いても
魅力ある職場づくりのヒントは見つけられない。
◆ 仕事の喜びを握る「ケアプラン」
スタッフに報酬以外で報いるために何ができるかとして、
現場スタッフが企画から参画できるようにするとある。
施設利用者、ご家族の喜びを自分の喜びにすることができれば
現場スタッフの力を十分に引き出すことができる。
そのために、介護現場で作成する「ケアプラン」「個別支援計画」の
作成段階から現場スタッフが関われるようにする。
◆ 感動を共有することで人は大きく成長する
自分が心震えるほどの感動をすると、
人を感動させたいと願うようになる。
人材育成は、この感動を体験させること。
そのため福祉の現場で何ができるか。
利用者やそのご家族から受けた最高の感謝を
スタッフ全員で共有する。
自分から「こういうことがありました」と
言い出しにくいこともあるので、
代わりに施設長が発表してあげる。
◆ 直接支援サービスの時間をつくり出そう
人材育成というと、とかく研修というキーワードが
思い起こされるが、その前にやるべきことがある。
それは勤務時間の使い方の見直しである。
とあるアンケートによると、営業マンの8割近くが
顧客と直接かかわる時間が勤務時間の10%にしかい過ぎないらしい。
福祉現場でマンツーマン対応している時間として考えると
どうであろうか?
スタッフがスキルアップするにしても、
利用者と今よりも長い時間直接かかわれる時間は必要である。
★本日も最後までお読みいただきありがとうございました。<m(__)m>
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