私は起業したばかりのとき、3年間ほどは「赤字」で、事業所得により納税したことはありませんでした。
おかげさまで少しずつ、クライアントが増え、納税することができるようになりました。
個人事業主は、超累進課税のため、所得が増えるほど税率が高くなります。
あるとき、「税金ってこんなに支払うの?」と思ったことがあります。
でも納税できるということは、また来年も事業を継続することができる機会をもらったということですし、
私など微々たるものですが、納税したお金が世の役に立てば、嬉しいことはありません。
最近、参加しているドラッカー読書会の課題本に、次のようなことが記載されていました。
「『利益』が会計上の幻影に過ぎないことは、いくら強調しても強調しすぎることがない。
(中略)
利益なるものは存在しない。
存在するものは、事業継続のための繰り延べされたコストにすぎない。」
(「乱気流時代の経営」P33より)
利益は、ある時点では利益ですが、その利益は事業継続のためのコストとして使われていくものです。
「今期はよく設けたなあ」と思ってはいけません。それは帳簿上の“幻影”に過ぎないからです。
ドラッカー教授は、利益には3つの役割があると述べています。
(1)事業活動の有効性と健全性を測定する
(2)陳腐化、更新、リスク、不確実性をカバーする
(3)事業のイノベーションと拡大に必要な資金調達を確実にする
(「ドラッカー教授の組織づくりの原理原則」P55 佐藤等著 清水祥行協力より)
(2)と(3)は「利益は未来のためにあること」示しているものですが、
「利益は未来のためのコスト」として捉えたとき、利益に対する考え方が変化してきます。
利益を、(1)の事業活動のバロメーターとして捉えることももちろん大事です。
ですが、経営をしていくものであれば、未来をどのように描き、そのために利益をどのように使うか、
とても大事な視点ではないかと思います。
少し長くなったのですが、
私が昨年度まで会長を務めていた、井原商工会議所人材育成交流会では、
昨年に引き続き、清水祥行先生をお迎えして、「実践するドラッカー 利益編」を開催いたします。
「会計」ではなく「経営」のための利益を、いっしょに学んでみませんか?
詳細はこちらからどうぞ。























