岡山県井原市の採用業務経験が豊富な社労士せのじむのなせば成る

岡山県井原市の採用業務経験が豊富な社労士せのじむのなせば成る

主に従業員100人以下の事業所向けに人事・労務管理のアドバイスをしている社会保険労務士の妹尾(せのお)です。どうぞよろしくお願いいたします。

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社会保険労務士以外の方、とくに士業ではない方には、ほぼ馴染みのない区分に、

1号業務、2号業務、3号業務があります。

 

ちなみに、それぞれの業務内容は次のとおりです。

 

1号業務:労働保険・社会保険に関する手続代行、紛争解決代理人
2号業務:帳簿書類の作成と就業規則の作成・変更
3号業務:労務管理に関する相談・指導

 

「1号業務」など「〇号業務」の由来は、

「社会保険労務士法 第2条(社会保険労務士の業務)社会保険労務士は、次の各号に掲げる事務を行うことを業とする。」

とあり、この条文の第1号から第3号までとなっています。

 

ちなみに、1号業務と2号業務は社労士の独占業務とされ、無資格者が1号・2号業務を行うと

社会保険労務士法に違反し、罰則の対象となります。

 

私が開業した17年ほど前から、いずれ1号業務と2号業務はなくなる、

「これからは3号業務(コンサルティング)を目指せ」と言われていました。

 

ちなみに、「なくなる」とは独占資格ではなくなるという意味合いではなく、

1号業務と2号業務では食べていけなくなる、と私は理解しています。

 

ところが、今でも1号業務と2号業務は社労士の柱であり、これらの依頼はなくっていません。

これからもなくならないと思います。

 

また、3号業務はすでに、どの社労士も行っていて(行っているはず)、

私たちの事務所が提供していることも、1号・2号業務に基づいた、3号業務(労務コンサルティング)です。

 

社労士の知識の源である1号・2号業務があるからこそ、社労士としての3号業務が活きているくるのだと思います。

私は、これを「1、2、3号業務」と呼んでいます。

 

ふざけているわけではなく、労務の専門家として、労務の専門家以外に自らの知識をサービスとして提供するためにも、

重要な考え方であると思っています。

 

ちなみに、「4号業務」というものが、法律には存在しませんが、あるように思います。

「4号業務」とは、それぞれの社労士の前職までの経験や自身の強みを発揮し、1から3号業務を超えるもであると思います。

 

「4号業務」については、私も研究中です。

生きているうちに、答えがでることを願って。

梅雨が明けて、夏到来ですね。

この時期、くれぐれもお身体にはお気をつけください。

いちばんの対策は体調管理だと思います。

暴飲暴食、睡眠不足に注意しましょう。

 

7月中旬、毎年この時期、事務所では算定基礎届の提出を終え、

所内の雰囲気も和らぎ(私の雰囲気が和らぐからかもしれません……汗)少し落ち着く時期です。

 

この落ち着いた時期だからこそ、次年度に向け、算定基礎届と年度更新の振り返りを全員で行いました。

 

私たちの事務所では、算定基礎届や年度更新にかかわらず、手続業務・給与計算において、

必ず進捗管理表(またはそれに代わるもの)とチェックリストを準備し行っています。

 

今回の算定基礎届・年度更新の振り返りでは、進捗管理表の見直しについて、主に話し合いました。

手順や各工程で行うことの確認、クライアントの手間を軽減する改善まで、細かく議論します。

 

私が社労士事務所を始めてから17年、毎年行っている算定基礎届・年度更新ですが、

全員で話し合っていると「こういう方法もあるね!」と、改善点を見つけることができるので不思議です。

 

まだまだ、精進します。

ジャック・タチの映画に『ぼくの伯父さん』という作品があります。
型にはまらない伯父さんと、少年との交流を描いた映画です。
 

伯父さんは、どこか不器用で、世の中の効率や常識から少し外れたところにいます。
大人たちから見ると、少し煙たい存在かもしれません。
でも少年にとっては、いつも新しい世界を見せてくれる、魅力的な大人です。

先日、私のおじさんが亡くなりました。
 

私にとってのおじさんも、まさに『ぼくの伯父さん』に出てくる伯父さんのような存在でした。
(『ぼくの伯父さん』の伯父さんほど破天荒な存在ではありませんが……)

おじさんは、いつも新しいものを持って来てくれる人でした。
子どもの頃の私にとって、それは単なる「もの」ではなく「世の中にこんなものがあるんだ」と世間の間口を広げてくれる人でした。

ある日、おじさんがいつも自慢をしているように感じ、一度だけ悪態をついたことがあります。
別におじさんに悪意があるわけでなく、なぜかおじさんを困らせるような言葉を発してしまいました。
とくに理由はありません。
それからしばらく、おじさんは私に話しかけなくなりました。

私が大人になってから、おじさんは、当時まだ珍しかった家庭で使えるカラオケ機器を購入して、よく家に誘ってくれました。
(最初は、カセットをガチャガチャと入れるもので、次にレーザーディスクにグレードアップしていきました)
両親といっしょにおじさんの家に行き、カラオケをみんなで楽しませてもらいました。

でも、おじさんはカラオケで歌おうとしません。
そのとき、思ったのです。

 

「おじさんは自慢をしたかったのではなく、みんなに楽しんでもらいたいと思っていたこと」を。
 

子どもは、友人、親や先生だけから影響を受けるわけではありません。
少し距離のある大人、少し変わった大人から思いがけない影響を受けることがあります。

私が今、新しいことに挑戦したいと思うこと。
人と違うやり方であっても、自分なりに考えて動いてみたいと思うこと。
面白そうだと思ったことには、まず近づいてみたいと思うこと。
そうした私の中の一部は、きっとこのおじさんから受け継いだものなのだと思います。

人が人に与える影響は、その場ではなかなか分かりません。
後になって振り返ると、「あの人がいたから、今の自分の感じ方がある」と思うことがあります。

おじさんは、私にとってそういう人でした。

ありがとう、『ぼくの伯父さん』。

 

合掌

私は起業したばかりのとき、3年間ほどは「赤字」で、事業所得により納税したことはありませんでした。

おかげさまで少しずつ、クライアントが増え、納税することができるようになりました。

 

個人事業主は、超累進課税のため、所得が増えるほど税率が高くなります。

あるとき、「税金ってこんなに支払うの?」と思ったことがあります。

 

でも納税できるということは、また来年も事業を継続することができる機会をもらったということですし、

私など微々たるものですが、納税したお金が世の役に立てば、嬉しいことはありません。

 

最近、参加しているドラッカー読書会の課題本に、次のようなことが記載されていました。

 

「『利益』が会計上の幻影に過ぎないことは、いくら強調しても強調しすぎることがない。

(中略)

利益なるものは存在しない。

存在するものは、事業継続のための繰り延べされたコストにすぎない。」

(「乱気流時代の経営」P33より)

 

利益は、ある時点では利益ですが、その利益は事業継続のためのコストとして使われていくものです。

「今期はよく設けたなあ」と思ってはいけません。それは帳簿上の“幻影”に過ぎないからです。

 

ドラッカー教授は、利益には3つの役割があると述べています。

 

(1)事業活動の有効性と健全性を測定する

(2)陳腐化、更新、リスク、不確実性をカバーする

(3)事業のイノベーションと拡大に必要な資金調達を確実にする

(「ドラッカー教授の組織づくりの原理原則」P55 佐藤等著 清水祥行協力より)

 

(2)と(3)は「利益は未来のためにあること」示しているものですが、

「利益は未来のためのコスト」として捉えたとき、利益に対する考え方が変化してきます。

 

利益を、(1)の事業活動のバロメーターとして捉えることももちろん大事です。

 

ですが、経営をしていくものであれば、未来をどのように描き、そのために利益をどのように使うか、

とても大事な視点ではないかと思います。

 

少し長くなったのですが、

私が昨年度まで会長を務めていた、井原商工会議所人材育成交流会では、

昨年に引き続き、清水祥行先生をお迎えして、「実践するドラッカー 利益編」を開催いたします。

 

「会計」ではなく「経営」のための利益を、いっしょに学んでみませんか?

 

詳細はこちらからどうぞ。

 

 

当事務所では毎月、入金をいただいたクライアントへ、お礼はがきをお送りしています。

 

今月で164号になりました。
気づけば、13年以上続けていることになります。

 

なぜ、当事務所がお礼はがきを出しているのか。
理由はとてもシンプルです。

私自身が「買う立場」になったとき、入金のお礼があると嬉しいからです。
「きちんと届いていますよ」と知らせてもらえると安心します。
さらに、そこに感謝の気持ちが込められていると、なお嬉しく感じます。

ですから、当事務所でも入金確認を単なる事務処理で終わらせず、感謝を伝える機会にしたいと考えています。

 

宛名は、毎月、手書きで書いています。
宛名を手書きでかくと、受け取っていただいた方に「温度」が乗るような気がしています。

 

 

裏面には、毎月、私が読んだ書籍や雑誌などで掲載された記事を参考に、文章にまとめたものを載せています。
テーマとして多いのは、経営者の考え方や、生き方に役立つものです。

実際、クライアントのところへ伺うと、毎月のはがきを綴ってくださっているところもあります。

その光景を見るたびに、「続けてきてよかったな」と感じます。

感想をくださるクライアントもおられます。とっても嬉しいです。

 

そもそも、このお礼はがきを始めたきっかけは、私の経営の師・ランチェスター経営の竹田陽一先生から教わった言葉でした。

「報連相はお客から始める」
「感謝は態度で示す」

とても印象に残っている言葉です。

 

竹田先生は、お礼はがきを出しましょうという講演を聞いて、実際に出す人は数パーセントしかいない、と仰っていました。であれば、出すだけで目立ちます。
その言葉に背中を押されて、始めたのが最初です。

 

最近は切手代も高くなりました。

今は、はがき1枚85円です。

それでも、これからも出し続けます。
 

感謝は、思っているだけでは伝わりにくいものです。

「ありがとうございます」を、きちんと態度で示す。
当事務所にとっては大切な習慣であり、クライアントに対する姿勢です。

皆さん、こんにちは。


先日、香川県東かがわ市へ行ってきました。
香川県といえば、「うどん」のイメージが強いですが、今回、訪れた場所で出会ったのは、「ハマチ」と「醤油」でした。

まず向かったのは、日本で最初にハマチ養殖が始まった場所とされる「安戸池」です。
「池」と聞くと、淡水の池を思い浮かべますが、実際に行ってみると、そこは海とつながった場所。

見た目にも、ほとんど海のような雰囲気です。


安戸池には釣り堀もあり、ハマチ養殖の歴史を感じながら、魚と人との関わりを身近に感じることができます。

香川県で「ハマチ」というのは少し意外でしたが、私が知らなかっただけで、香川には知らない産業や歴史がまだまだあるのだと感じました。

(今は、とくに香川の高松以東に興味津々です)

 



その後、近くにある醤油蔵「かめびし醤油」さんにも立ち寄りました。

 

こちらは昔ながらの製法を大切にされている醤油蔵です。

日曜・祝日限定でカフェも開かれており、醤油を使ったメニューやおかきなどの商品を楽しむことがで、「醤油を味わう」という楽しみ方が広がります。

 



印象に残ったのは、お店の方が口にされた、冬場は本業である醤油造りにしっかり取り組み、春先から夏にかけては、醤油を使ったカフェや商品の販売にも力を入れているという点です。

 

本業を大切にしながら、その本業の魅力を別の形で伝えていく。

自分の軸(ミッション)を外さず、商売の枠を広げていくことは、どの仕事にも通じる大切な視点だと思います。

社労士事務所の仕事も、労務相談、社会保険などの手続業務や給与計算、就業規則の作成などが本業です。

自分たちの軸(ミッション)はなにか、それを大切にしていくことで、定番の業務から発展し、クライアントが必要としている支援ができるのでは、と思いました。

今回の東かがわ市への訪問では、地域に根づいた産業の歴史と、本業を活かした新しい伝え方を学ぶことができたように思います。

うどんだけではない香川の魅力。
ハマチと醤油を通じて、地域の奥深さを感じる一日となりました。

先日、東京へ研修に行きました。

東京へはコロナ以前から実に6年ぶり。

 

研修会場へ行く前に、腹ごしらえをどこかでしようと上野駅の近くを歩いていたときのこと。
少し路地っぽいところに、ふと目に入ったお店がありました。
それが「晴々飯店」さんです。

 

入ってから知ったのですが、知る人ぞ知る人気店なんですね。

お店の中にある宣伝物を見ると、テレビの取材も多く来ているようでした。
マツコ・デラックスさんをはじめ、いろいろな番組で紹介されている様子です。

 



こういう偶然の出会いは、なんだかうれしいものです。
大通り沿いの目立つお店もよいですが、少し入り込んだ場所にあるお店には、「ここを見つけた人だけが知っている」ような楽しさがあります。

お昼時だったので、ランチの定食をいただくことにしました。
メニューを見ながら、何を食べようか考えます。
最近はまっているドラマ『孤独のグルメ』の井之頭五郎さんの気分になり、
「この店では、何を食べるべきか」
を思案します。


井之頭五郎さんであれば、自分の好みだけで決めるのではなく、店の空気を感じる。
周りのお客さんが何を食べているのか、厨房から何がよく運ばれてくるのか、そういうものをそっと観察するところです。
見渡してみると、多くの方が麻婆豆腐の定食を注文していました。
これはもう、答えが出ています。
 

私も麻婆定食をお願いしました。
 

店内は店員さんの中国語が飛び交い、隣のお客さんとの物理的な距離も近く、どこか中国大陸を思わせるような空気がありました。

そして運ばれてきた麻婆豆腐。

 



一口いただくと、四川料理らしい辛さと香りが広がります。

(「四川料理」は、あまりよく知りませんが……)
辛いのですが、ただ辛いだけではありません。
香辛料の風味が重なって、ご飯にとてもよく合うのです。
麻婆豆腐とご飯。この組み合わせは、最強ですね。

辛さで少し汗をかきながら、ご飯を口に運ぶ。
また麻婆豆腐を食べる。そしてまたご飯。
気がつけば、箸が止まりません。

食べ終わったあと、あらためて定食の値段を見てびっくりしました。
麻婆定食が、850円(税込)。

 


 

この量で、この味で、この満足感。
「これは『孤独のグルメ』ではなく、『お得のグルメ』では!」

……すみません。言いたかっただけです。

でも、本当にそう思えるくらい、満足度の高いお昼ごはんでした。

まいうーでした。ありがとうございます。

皆さん、こんにちは。

 

先日、映画「ほどなく、お別れです」を観てきました。

 

映画は、葬祭プランナーとして一人前を目指す主人公が、さまざまな人との出会いや、身近な人とのお別れを通じて、人として、そして仕事人として成長していく物語です。

 

主演の浜辺美波さんの実家として使われていた建物が、なんと井原市出身の彫刻家・平櫛田中先生のアトリエということで、映画を観ながら一気に親近感が湧きました。

 

 

実は私も、以前東京へ行ったとき、上野桜木にあるそのアトリエを実際に見たことがあります。

そして映画の最後のテロップにも「協力 井原市」の文字が。

地元の名前が映画館の大きなスクリーンに映し出されると、やっぱりうれしいものですね。

まるで自分が少しだけ映画づくりに関わったような気持ちになりました。

(もちろん、何もしていませんが……)

 

映画は、お別れをテーマにしながらも、決してそれだけではなく、故人に思いを馳せる時間が、残された人の心にそっと勇気を与えてくれる内容でした。

「ほどなく、お別れです」というタイトルのとおり、お別れは永遠に離れてしまうことではなく、「また会う日まで、しばしのお別れ」。そんなふうに感じさせてくれる、あたたかい作品でした。

 

葬祭プランナーという仕事を通じて、人の人生に寄り添う姿を見ていると、仕事とは、単に役割を果たすことだけではなく、誰かの心に寄り添い、その人が前を向くお手伝いをすることなのだと、あらためて感じました。

 

相変わらず涙腺の弱い私は、今回もハンカチを握りしめながらの鑑賞となりました。
もし自宅で観ていたら、きっと遠慮なく泣いていたと思います。

先日、高知県社会保険労務士会の研修へ行ってきました。
せっかく高知まで行くなら、研修だけで帰るのはもったいないため、研修の前後に少し立ち寄りを楽しんできました。

私は高知がとても好きで、個人的にキャンプ等で毎年1~2回は訪れています。
鰹のたたきやお刺身、お米など海の物山の物すべての食べものがおいしく、仁淀川に代表される澄んだ河川や太平洋の海の大らかさ、行くたびに元気をもらえる気がします。

今回、研修前の腹ごしらえで立ち寄ったのは、ファーマーズマーケットとさのさとにある「安芸しらす食堂 とさのさと店」。
ファーマーズマーケットは、高知へ行ったとき、必ず立ち寄るお気に入りの場所です。

ここへ行くと食事だけでなく、高知産の食材も購入でき、一度に済ませることができすごく便利です。

この日いただいたのは、釜揚げちりめん丼+かきあげセット。
高知といえば鰹のたたきのイメージがありますが、しらすも有名です。

 

なかでも安芸地区で穫れるしらすは新鮮で本当においしいと感じます。

ふんわりとした釜揚げちりめんと、食べごたえのあるかきあげで、研修前にしっかり力をつけることができました。

 



そして、高知での楽しみは食べものだけではありません。
私の中で「高知のお酒」といえば、「土佐鶴」か「酔鯨」。

今回は、以前から行ってみたかった、「酔鯨」の直売店にも立ち寄りました。

このお店でしか買えないお酒もあり、見ているだけでも楽しい時間でした。
どれにしようか少し迷っていたのですが、店員さんがとても気さくで、こちらの好みに合わせながら丁寧に案内してくださったので、安心して選ぶことができました。

 

こういうちょっとしたやりとりも、その土地を好きになる理由のひとつだなと思います。



今回の目的は研修ですが、その合間に、短い時間でもその土地の空気や食に触れることで気持ちもほぐれ、よいリフレッシュにもなりました。

追伸

研修会場の近くには、武市瑞山(半平太)先生の墓碑がありました。
高知は、食や自然だけでなく、歴史を感じる場面にふと出会えるところも魅力のひとつですね。

 

先日、高知県社会保険労務士会主催の研修会に参加してきました。
講師は、ハラスメント分野を専門とされる弁護士の山浦美紀先生です。

今回の研修では、ついに10月1日施行が決まったカスタマーハラスメント(カスハラ)や、就活セクハラを含むハラスメント対応について、実務の視点から幅広く学ぶことができました。

企業を取り巻くハラスメントの問題は、今や「社内だけ」の話ではありません。従業員同士だけでなく、顧客対応や採用活動の場面にまで広がっており、事業主として備えておくべき範囲が確実に広がっています。

今回の講義時間は、午後0時30分から午後5時30分までの5時間。案内を見たときは、「珍しく長い…(受講者としてはありがたいですが)高知会さん研修案内の時間を間違えて書いたのでは?」と目を疑いました。ところが、実際に受講してみると、あっという間でした。

特に印象的だったのは、先生の話し方と講義の進め方です。
最近は、見栄えのよいパワーポイント資料を使う研修も多い印象がありますが、山浦先生の講義は、どちらかというとほぼ文字中心のテキスト。
それにもかかわらず、ここまで引き込まれた研修は久しぶりでした。

テンポよく進む語り口、そして何より、「私たち社労士にしっかり伝えたい」という熱意がひしひしと伝わってきました。
単なる知識の説明にとどまらず、「現場にどう落とし込むか」「クライアントに対してどのようにアドバイスするべきか」が非常に明確で、実務家として大変学びの多い時間でした。

それもそのはず。
今回のテキストは山浦美紀先生がこの研修のために、さらに私たち社労士のために準備してくださった“初だし”だったということもあります。

今回あらためて感じたのは、各ハラスメント対応を円滑に進めるためには、就業規則等を法改正に対応させ、禁止行為の内容、相談体制、事後対応のフロー(流れ)まで含めて整備しておくことが重要ということ。
そのことだけでも実務を行っていくうえで、非常に大きな収穫でした。

また、よくセクハラの例として巷で「キムタク(木村拓哉さん)」が出されますが、誰がいうかによりセクハラかどうか判定されると。
ですがそれではあまりに感覚により過ぎです。
山浦美紀先生が仰っていたのが、セクハラであれば「それ(行為や言動)は仕事に必要なのか?」を考えれば、すぐにわかることと。
そのように考えたほうが、セクハラについてはわかりやすいと思います。

ハラスメントが起こる背景には、対話が欠けている組織風土が考えられます。
少人数の職場であれば、話しやすいと思ってしまいがちですが、逆に意見を言うと目立ってしまい言いにくくなっていないか、個別面談などを通じて、確認していくことがハラスメントを生まない土壌づくりの“はじめの一歩”になると思います。

当事務所でも、たちまちクライアントの就業規則に記載のハラスメント規定の整備や見直しと相談体制、管理職向けの周知、初動対応ができているかどうかのチェックを行い、クライアントの皆さまが安心して働ける職場づくりをお手伝いしてまいりたいと思います。