高校を卒業した末娘だが、今日女子野球部での「3年生を送る会」があるということで、自分も行ってきた。

例年は2月に行われる会だそうだが、今年の卒業メンバーに国立大受験者がいて、その合格発表を待って今日の日程になったそうだ。

このメンバーの合格も決まり、晴れて今日全員が笑顔で集まる会になった。

 

午前中、3年生と2.1年生と楽しみながらの野球があり、その後3年生が保護者とソフトボール対決をした。

午後から場所を移して、「お別れ会」があるというので、とりあえず自分も行ってみた。

これまで自分は、行ける時に試合を見に行くだけで、保護者の集まりにはまったく顔を出してなかったので、この会がどんな会になるのか知らなかった。

3年生がこれまでの感謝の気持ちを語ったのだが、これが思っていた以上にみんなの気持ちが入っていて、実に泣ける会だった。

みんなの言葉を聞いていて、自分自身で改めて感じたことが「3つ」あったので、忘れないうちにここに記しておこうと思う。

 

1つ目は、人生には「努力が報われないこともある」ということ。

3年生の言葉や、先生の話を聞いていて、みんなが本気で取り組んでいたことがよくわかった。

本気のぶつかり合いやけんかもして、そんな困難を乗り越えて本当に一つになれたことを実感して迎えた夏の全国大会だったけど、初戦敗退…。

あの時、試合後何時間たっても涙が止まらないみんなの姿を見ていたけど、あの場にたどり着くまでのみんなの頑張りはすごかったんだ…、ということを今日知った。

それでも、努力が報われないこともある…。

それが、人生の中では現実にあることなのだ。

 

でも、その努力や頑張りは、たとえ結果として報われなかったとしても必ず「人生の財産になる」ということ。これが2つ目だ。

今日、みんなが涙ながらに語っていたメンバーへの気持ちは、これからもずっとみんなの心の中に残る大事なものになるのだと思った。

 

そして3つ目は…、

どんなつらいこと、苦しいこと、嬉しいこと、楽しいこと…、そんな様々な出来事が起きる今この時も…、すべて「やがては終わってしまうこと」…なのだ。

「もう、みんなと野球できないと思うと…」と泣いている子を見ていて、このチームの試合はもう見れないんだなぁ…と、自分も思った。

 

「努力が報われない、叶わない、届かない…。人生の中ではそういうこともある」

 

「たとえ報われない、叶わない、届かない…としても、その努力や頑張りは、人生の財産になる」

 

「つらくても、苦しくても、嬉しくても、楽しくても…、やがてすべては終わってしまうものなのだ」

 

…と、こんなことを改めて感じたのだ。

 

こうして、ウチの子供たちの高校野球がすべて終了した。

自分自身も、いろいろと楽しませてもらった。

感動や悔しさも、たくさん体験させてもらった。

さあ、また明日から、自分に残されている時間を精一杯頑張って、楽しんで行こうと思う。

 

やがて、すべては終わってしまうものなのだから…。

 

 

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