夏の甲子園大会が開幕した。
毎年毎年、高校球児たちを見ている。
自分が幼い頃、野球に興味を持つようになり高校野球を見るようになって、地元の高校を応援するうちに、高校生になったら自分もこの場所に立ちたい!と思うようになった。
そうして、毎年見ていた夏の甲子園大会だが、結局自分自身は高校で野球はやらなかった。
その反動なのか、高校で自分が野球をやらなかったことが、その後自分の後悔のような形で心の中に残っていて、毎年自分自身の後悔を確認するような気持ちで夏の甲子園大会を見ていた。
20代の頃、自転車で旅をした。
この時、甲子園で高校野球観戦する数日間を入れた。
星稜高校の2年生で、松井秀喜が出場していた。
この時も、自分が高校時代に野球をやらなかったことが後悔として残っているように感じた。
やがて、自分が男の子を持ってからは、夏の甲子園は自分の子供のプレーを夢見る場所に変わった。
毎年子供と一緒に見ていた。
そんな子供が高校野球をやるようになって、夏の甲子園を目指す「夏」を3回、親として体験した。
そんな子供の挑戦も、去年で終わった…。
今年の夏の甲子園大会は、今までとはまた違った感覚なのかな…。
自分が目指すでも、後悔を確認するでも、子供の挑戦でも…なく、何なのだろう…。
とりあえず、今年からは単純に自分自身の趣味、楽しみ…、というところで観ることになるのかな。
これからは、こんな感覚か…。