先日の台風が通り過ぎた朝、庭の木の蜘蛛の巣に水滴がついて輝いていた。
あの強風の中、糸が切れることなく朝を迎えている蜘蛛の巣を見つけて、何だか感動した。
夜の間、強烈な雨と風を受けながら、じっと嵐が通り過ぎるのを待つ蜘蛛の姿を思うと、そのグロテスクな姿も何だか愛おしく思えてくるような気がした。

数年前にこのブログでも書いたのだが、クモって自分にとって幸運を予感させるシンボルだったりする。
いろいろな場面で、クモを目にした後に良いことが起こったりすることを体験してきている。
だから、家の中とかでクモを見つけても、そっと外に逃がしたり…と、退治してしまうことができないのだ。
蜘蛛の巣を見つけても、あまりに気になる時以外は、そっとそのままにしておいたり…。

しかしまあ、台風の中であの蜘蛛の巣のクモがどう風雨に耐えていたのか観察してみたい。
そんな過酷な中で耐えた蜘蛛の巣を、簡単に掃除してしまうことなんてちょっとできない…。
でも、そのままにしておいて家の周りが蜘蛛の巣だらけになってしまっても困るし…。

台風一過の朝、こうして蜘蛛の巣を見ながらじっと考えていた自分だったが、こんな姿を見た人がいたら、変な人がいる…って思ったことだろう…。