WBC日韓戦は韓国の我儘の産物だった? | 大放言・毒を吐くブログ アメーバ版

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※自ら仕組んでこの結果とは…

現在熱戦の真っ只中のWBC。日本は韓国戦の後もチェコ、オーストラリアに危なげなく勝利して4連勝と言う最高の形で1次ラウンドを1位突破した。下馬評の時点では監督含め他に本業持ちばかりのチェコが最弱、なんて言われていたが、その奮闘ぶりは称賛に値するだろう。これでチェコで野球人気が高まってプロリーグが出来たりする展開になれば日本としてもチェコ野球の発展強化に協力して貰いたいものである。

一方下馬評では「2位争いは韓国かオーストラリアか」なんて言われてもいたが、蓋を開けてみれば韓国はオーストラリアに初戦で敗北、日本に大敗し、更に自身の最終戦前にオーストラリアの勝利によって1次ラウンド敗退が確定してしまった。勿論韓国では失望に包まれ、代表への批判が高まっている。

そんな中、韓国はこの1次ラウンドの組み合わせで「日本戦」を要望していたと言うのだ。一体何を考えているのだろうか?


※日本の次の相手はイタリアだ。

今回のWBC、世界4ヶ所で出場国5か国づつグループ分けして総当たり戦を行い、上位2国が第2ラウンドに進める。しかし、出場国の振り分けを見ると実力には結構偏りがあると言える。日本の入ったB組は日本が突出した実力を持っているのは明白で、他の出場国はそれを前提に2位狙いの戦略を余儀なくされていた。しかし、D組は?と言うと「死の組」そのもので優勝候補に挙げられてもおかしくないレベルの国が犇めいている。WBCはサッカーワールドカップと違ってMLB主催の為にアメリカが有利になるようになっている、なんて事を言う人も居るが、こう見ると対戦国の組み合わせ過程には不透明感がある。実際この記事の内容が事実なら、韓国はWBCでの日韓戦を希望し、台湾との対戦に至っては「台湾は我々(韓国)の相手ではない」とか言って事実上拒否していたと言うのだ。そんな我儘がどうして通ったのだろうか?

サッカーワールドカップの場合、これまでは出場国の対戦組み合わせは抽選で決まるが、抽選前にFIFAランキングによるグループ分けがされており、予選で強豪国だけの組が極力発生しない様に配慮されている。ワールドカップに出場出来たものの、ランキング下位の国からすればジャイアントキリングを連発しなければ予選リーグ突破は極めて厳しいが、抽選のマギレを極力減らし、実力ある国が決勝トーナメントに順当に進めるシステムになっているとも言える。


一方WBCはどうか?予選リーグからして4ヶ所、2次ラウンドも2ヶ所と世界規模での大会となってはいるが、選手の移動の負担は大きくなる。台湾開催のA組は台湾、日本、そしてアメリカと3か国で勝ち続けなければ優勝には届かない。それだけでもフェアとは言い難い部分があるとも思えるのだが…そして対戦国の組み合わせは地理的理由と実力バランスで決めた、と言うが、例えばA組のキューバとB組の韓国が入れ替わっていれば日本ももっと厳しい戦いを強いられた筈だ。どうしてそうならなかったのかは謎だが、仮に本来そうなる予定だったのが記事にある様に韓国が「日韓戦を希望」と言う我儘で変更になったのであれば大会自体の公平性が揺らぐ事にもなりかねない。そういう意味では「韓国の我儘」で済ませられる問題ではなくなる。勿論「日韓戦がある方が興行的に大きい」と言うのは理由にはならない。興行的側面も重要かも知れないが、「大会の公平性」の方がよっぽど重要なのは言うまでもない。「サッカーワールドカップに匹敵する野球の国際大会にする」と言うWBCの意義そのものにも関わる問題だとも言える。


※それでこの結果では叩かれても言い訳出来ない。

確かにWBCで韓国が日本を苦しめた事があったのは事実だが、それは過去の話でしかない。第一回、第二回大会では日本は優勝したものの、「日韓戦が何度も行われた」と言うシステムに疑問の声が上がったのもまた事実だ。勿論出場するからには韓国だって「優勝するつもり」で出場してきただろうし、「ベスト4が目標」と言うのは恐らく控え目な表現だろう。準優勝の実績があってそれを誇っているのであればベスト4程度で満足する筈はないからだ。だが韓国としては仮に日本と対戦する事なく優勝しても「嬉しさ半減」と言うのが本音だったのではないのか?日本が何処で負けるにしろ「自分達で引導を渡さなければ意味がない」とでも思っていたのだろう。だから台湾を見下す発言も出てきたのだろう。そして韓国は自分達に「そうするだけの実力がある」と思っていたのだろう。しかし実際には「蟷螂の斧」でしかなかったのだが。

そうやって韓国は希望した日本と同組のB組を「最弱」と踏んでいた様だ。日本相手に勝ち星の計算は出来ないが、他の3か国は「物の数ではない」とでも思っていたのだろう。で、あれば韓国はWBC出場国の多くを舐めていた事になる。だが結果は3大会連続の1次ラウンド敗退。そういうふざけた真似の因果応報だとも言えるだろう。そういう意味では韓国では「大惨事」とか言っているが、当然の結果だったとも言える。もしかしたら「野球の神」は存在するのかも知れない。

韓国がこの状況から立て直すには当然だが日本戦に拘らない事、自分達の実力を謙虚に受け入れる事、そして「過去の栄光」に固執しない事だ。韓国メディアでもそれを指摘する論調の記事が散見されるが、「井の中の蛙」である限り韓国は恐らく今以上の結果を出す事は出来ないだろう。

そしてWBCそのものの大会運営も刷新しなければ今後の大会の継続は難しくなる危険性がある。最初の予選リーグの組み合わせや大きな移動など、改善すべき点はまだ多い。特に韓国の我儘で対戦国組み合わせ変更になったのであれば尚更の話である。流石にあの大惨敗の後だからか、韓国でも国民から相当批判されている模様だ。この様な事態が存在する事を知った上でこの大会をより良いものにする為の改革を是非とも行って貰いたいものである。