アパート等の賃貸管理には色々なスタイルがある。
１棟丸ごと１社で不動産屋が管理している物件があれば、２社
の不動産屋で管理している、又はそれ以上で管理している。
あるアパートのオーナーさんが交通事故で亡くなり、関東にい
るオーナーさんに相続された。
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そのアパートは当初複数の不動産屋で管理されていたが、最近
は当社だけで管理するようになった。だが１室だけは、どこの
業者がお客さんを入居したのかわからないという。新しい大家
さんが預金通帳からその部屋の入金状況を調べると、その部屋
は２年ほど前から家賃が入っていなかった。
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その部屋のアパートに行って調べると、エアコンが動いていた
ので入居者は間違いなくいるのがわかった。過去取引があった
業者を調べるが、その部屋だけどこが入れたのかわからない。
そして大家さんと賃貸担当者が話し合うが対処方法がない。
・
賃貸担当者からいつから家賃が入金がされて、いつから入金さ
れなくなったのか詳細を聞くと直近の２年間、約１００万円の
家賃が入金されていなかった。関東の大家さんは困り果てて、
どうすることもできない。ということで老体にむち打って、賃
貸担当者と一緒にその部屋の入居者に会いに行った。
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「ピンポーン」、入居者が玄関ドアを開けて出てきた。
入居者も新しい大家さんがわからずに、どうしていいのか困っ
ていたという。「案ずるより産むが易し」とは、こういうこと
を言うのかな・・・
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