全国でスーパーを展開する西友（東京）は、九州５県で運営す
る「サニー」など全６９店舗の事業を、中国・四国・九州が地
盤のイズミ（広島）に売却する。本州での事業に集中するため
としており、西友は九州から撤退する。イズミは「サニー」の
屋号と雇用を継続し、九州での経営基盤強化につなげる。
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西友が福岡、佐賀、熊本、大分県で運営している「サニー」６
７店舗と、長崎県の「西友」２店舗を、イズミの子会社ゆめマ
ート熊本（熊本市）に８月１日付で譲渡する。譲渡額は非公開
。物流センターなども対象で、イズミはパート従業員を含む約
３８００人の雇用を維持する。
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西友の九州事業の売上高は９６９億円で、西友は九州事業の他
、北海道の事業もイオン北海道に売却する。「サニー」は、百
貨店の岩田屋が伊藤忠商事と共同で運営会社を設立し１９６３
年に熊本市で１号店をオープンした。
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一方広島で創業したイズミは、１９９５年に九州に進出。九州
５県で大型商業施設「ゆめタウン」や「ゆめマート」など８４
店を展開しており、九州が全１９０店の半数を占める。
広島市で記者会見をしたイズミの山西泰明社長は「西友の事業
を受けることで、福岡県を中心に九州でさらに強固な存在感を
築ける」と述べた。
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