事務所にいた死番虫は１ヶ月程でいなくなってきた。
ここ２～３日は日に１～２匹しか見かけなくなり、見つけたら
その都度クラフトテープで捕獲するようにしている。やつらも
人間から見つかったら「やばい」と学習したようで、人間の気
配を感じたらすぐに飛んで消えてしまうようになった。
・
昼頃ベビーベッドにいる孫が「虫がいる」と騒ぎ出した。
母親の娘がベビーベッドに行き「どこにいたの」と聞くと、
「ここ」と指を指すが見つからない。どうやら孫が死番虫を見
つけたようだが逃げてしまったのだろう。母親がベットの中の
おもちゃとかをのけたりしながら、しばらく捜していた。
すると「キャァ～、ゴキブリ」と大声をあげた。
・
孫をベッドから避難させ、ゴキブリ捕物帳が始まった。
狭いベットのどこかにいるだろうゴキブリを捕獲するには、
やはりクラフトテープが最適だろうと１０センチ程ちぎった。
ベットの中をひとつひとつ取り除くが見つからない。今度はベ
ット横を捜しているとついに５センチ程のゴキブリが表れた。
ちょっとあわてて１回では捕まえきらなかったが２回、３回と
クラフトテープで追いかけて見事捕獲に成功をした。
・
孫は母親に何度も「お母さん、驚いた～？」を連発する。ゴキ
ブリのことより、孫に初めて見せた、あわてふためいた母親の
「キャァ～、ゴキブリ」が、よほど印象的だったようだ。
かくして、ゴキブリ捕物帳は「これにて一件落着～」。
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