昼過ぎにシングルアパートのＡ入居者が来店した。
Ａさんは以前同業者管理のアパートに入居していたが、音の問
題を出して当社管理のアパートに引っ越してきた。以前住んで
いたアパートは壁が薄く、すぐ隣にひびくが当社管理のアパー
トはコンクリート製で隣との接点は水回りなので入居した。
今のところ音の問題はないので、大丈夫のようだ。
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しかしＡさんには、別の問題があった。それは、日曜日になる
と朝から酒を飲んで、事務所にたびたび電話をかけてきた。
ろれつが回らなくなるので酒を飲んでいるのがすぐにわかる。
そんな時はこちらから電話を「ガチャン」と切ったりしたので
、最近は電話をかけてこなくなった。
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「家賃の支払いを振込にさせてもらえませんか」
「保証会社への引き落としが原則ですから振込はできません」
「２７日が引き落としになっていますが、バイクの修理代に
使って銀行残高に間に合わないんです」
「引き落としが出来ない場合は、保証会社から請求書が来ま
すからその場合はそちらに振り込んでください」
「遅れた場合はどうなるんですか」
「事情を言えば大丈夫ですから、早めに振り込んでください」
・
大酒飲みに変わりはないが、支払関係はシビアな面を持ってい
るようなので安心した。そして最後に一言説教をした。
「家賃の１ヶ月分位は、常に預金口座に残金を残すように」
「はい、わかりました」
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