メールにてお部屋探しで来店したい旨の連絡が入った。
丁寧なまとまりのある文章で、好感の持てるメールだったが
、ちょっとだけ気になることが一点だけあった。名前からして
中国の方かなと思われたからだ。いつもはそうでもないんだが
、この時期このタイミングなので仕方がないかな。
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アパートの間取り、場所、家賃など希望する内容がきちんとメ
ールに書かれていたので来店する前にもう一度目を通した。
「メールで来店する予約をしていた○○です」
「いらっしゃいませ お待ちしていました」
「車はどこに止めたらいいですか」
「そこの事務所前に、横付けして下さい」
ある程度アパートの話をして的が絞られてきたところで一言。
「失礼ですが、中国の方ですか」
「いいえ違います、日本人です。よく間違われます。」
通りで日本語がよくわかり、よくしゃべれるはずだ。
これを聞いて、なぜだかホッとした。しかし・・・
・
「今のお住まいは、どちらにあるのですか」
「アメリカから来たばかりで、今ホテルに泊まっています」
「ドキッ！」、それを聞いて新たな不安が芽生えた・・・
「東京で２週間滞在して、こちらに来たところです」
こけを聞いてふたたび「ホッ」。
「今東京は大変だったでしょう」。
「大変なんてもんじゃ～ないですよ」。
後日内覧する日と時間を決め、お客さんは帰った。
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