無駄のない儲け | 素晴らしい人生を謳歌しよう

素晴らしい人生を謳歌しよう

2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。

建築業をやっているとき建材店の取引は2社あった。
A社の社長はネクタイをしてスーツを着、机に座りデスクワー
クをいつもやっていてちょっと近寄りがたかった。
B社の社長は、いつも作業着でトラックに乗ったりして机にあ
まり座った姿は見たことはなかった。

A社の社長は、器用な人で新しもの好きだったので30年近い
前から携帯電話を使いこなすような人だった。当時としたら携
帯電話など使う人はいなかったが、あるメーカーの展示会で車
の中で携帯電話を使いこなすA社の社長を見て、携帯電話なる
ものを知ったのもこの時だった。A社の社長は、建材店をしな
がらいつの日にかまったく新しい事業にも乗りだした。

B社に建築材料をもらいに行くと、社長は倉庫の中にいた。
建材店の扱う種類はとても多く、端数が余って包装からむき出
しになったりする。そんな状態で商品を出し入れすると端数は
傷が付きしまいには処分をするようになる。それを防ぐために
、包装をきちんとやり変えるのも社長の大切な仕事なのだ。
あまり回転のよくない商品でも、きちんと包装をしておけば汚
れることもなくいざというときにいつでも出荷ができる。
建築材料の端数をきちんと管理することは、儲け残りから無駄
のない儲けを出すことにもつながるエコ儲けになるのだ。

A社は新しい事業がうまくいかずに、いつの日にか建材店も店
じまいをしてしまった。B社は今でも30年前とまったく変わ
らない事業展開で安定をした商売を行っている。長い商売をや
っていくには、器用さより不器用さの方が大切なのかな。

 

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