ファミリーレストランなどの外食産業は、コンビニエンスストア
などの台頭で競争環境は厳しさを増している。大手外食産業の多く
の店舗で24時間営業をおこなっていたが、人手不足を背景に、
時給が上がる深夜や未明の体勢を見直し、24時間営業を取りやめ
る動きが相次いでいる。
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ロイヤルホスト(全国で250店)は、24時間営業が現在2店舗
残っていたが、来年1月には0になる。25年頃前までは多くの店
舗が24時間開いていたが、5年前からディナーやランチの時間帯
に従業員を集中させるために深夜や未明の営業を徐々に縮小して
きた。さらにロイヤルホストでは、早朝や深夜の体勢を見直し全店
平均の営業時間を今年は前年より30分以上短くした。従業員の待
遇改善策として、定休日の導入も検討を進めている。
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ファミリーレストランのジョイフルも、かっては大半が24時間
営業だったが、現在は全店(約780店)のうち25%で営業時間
を短縮している。広報担当は「人手不足に加え、人口減少による
外食需要の減退も影響している」という。
ちゃんぽん店を展開するリンガーハットも、人材難や正社員の労務
管理などを考慮し、24時間営業を数点まで減らしてきた。反対に
一部の店舗では開店時間を午前11時から10時に早め、シニア層
らの新たな獲得も図っている。
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営業時間の短縮で縮小均衡に陥ることなく、店舗の運営効率や集客
力をいかに高められるかが今後の外食産業に問われる。
時代の流れに乗れないファミリーレストランは、やがて閉店を余儀
なくされる時がくるだろう。
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