入居して間もない退去 | 素晴らしい人生を謳歌しよう

素晴らしい人生を謳歌しよう

2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。

昨日昼食を食べていると、Nさん夫婦がやってきました。

Nさんは、下関市から周南市の中学校に4月から転勤になるということ

で、私が接客をして賃貸マンションを申し込まれたお客さんです。

お子さんが下関にいるので、奥さんを下関に残し、ご主人さんだけが単

身赴任で周南市に来ることになりました。ご主人は物静かな感じの方で

したが、奥さんは明るくて愛嬌のある方でした。

私「いらっしゃいませ、どうかされましたか」

ご主人「実は・・・・体調を崩して、下関に帰ることになりました」

4月に入ったばかりで、まだ1ヶ月も経っていません。きつねに摘まれ

た感じで状況が理解できませんでした。

私「えっ!・・・ということは解約ということですか」

ご主人「はい、そういうことになります。仕事をしていれば何とかなる

だろうと思っていましたが、体調が悪くなってしまいました」

奥さん「以前から内蔵が悪かったのですが、こちらに単身できて、

益々悪くなったみたいなんです」

あの明るい奥さんの顔に悲壮感を感じました。そして、三人で色々と話

をしていると、奥さんの右手がご主人の膝にそっと置かれていることに

気がつきました。奥さんのご主人をいたわる思いが伝わってきました。

無理をして、取り返しのつかないことになっては大変です。

明日、大家さんに状況を話して解約の手続きをすることにしました。

Nさんの体調は、奥さんが身近にいればきっと良くなるはずです。

下関に帰って、早く良くなることをお祈り申し上げます。

千年ホームのホームページ http://www1.ocn.ne.jp/~sennen/index.html