昨日、オープンハウスをする現場に看板を持っていきました。
いつもは空き家なので、各部屋に異変がないかチェックを行いました。
1階の水回りと和室のチェックを行い、2階に上がって9帖洋間の部屋に入
りました。すると窓の外に、一匹の猫が屋根の上を悠然と歩いていました。
毛並みが良く、初めて見る灰色の色合いで、見るからに飼い猫とわかりま
した。私は中連窓に近づき、窓をガラガラとあけました。その猫と私の距離
はわずか3m。猫はサッシのあける音には気づきましたが、私の方は見ずに
空を見上げたり周りをキョロキョロするばかりで私を見つけられません。
『おい、ニャンコ おじさんはここだよ 目の前にいるのがわからないのかい』
『おかしいわね 今確かに 音がしたのに・・・』 キョロキョロ・・・・
そして、猫はよおやくして、3m先の私に気づきました。はっと気づくと今度
は身じろぎもせず、私の目を、ジィ~と見つめはじめました。私も負けてたま
るかとジィ~と見返しました。ここに私と猫のにらめっこが始まりました。
『おい!ニャンコ、人の家の屋根を、わがもの顔で歩くのはよせ!』
『うるさいわねぇ~ 屋根は私の庭だよ あんたに言われる筋合いはないよ』
『おまえどこからきたのだ!ここの家は、おまえの家ではないだろう』
『家は、あんたの言うとおりだよ。でも、家の外を歩くのは勝ってでしょう』
『おまえポケーッと、しちょると、そこへんの野良猫から、かみつかれるぞ』
『ふん!よけいなお世話よ』 と言って、2~3歩後ずさりをして、クルッと
向きを変えてスタコラサッサと逃げてしまいました。
ということで、1分間のにらめっこの激闘は、私に軍配が上がりました。
千年ホームのホームページ http://www1.ocn.ne.jp/~sennen/index.html