昨日、仕事帰りにラジオを聴いていると女性アナウンサーが
「朝青龍が負けちゃいましたねぇ～」とおもしろそうにいっていました。
二日目にして、ついに朝青龍が負けたかと、私は思わず「ふむ・・・」。
これを聞いて、どんな負け方をしたのか是非とも見てみたいと思いました。
もはや、国民的関心事になった朝青龍の一挙手一投足。昨日の朝刊にも
『朝青龍３場所ぶり復帰』と写真付きで、でかでかと報道されていました。
勝っても負けても絵になる大横綱・朝青龍フィーバーから目が離せません。
野次馬根性の強い私は、ＮＨＫのスポーツニュースでさっそくチェック。
対戦相手は稀勢の里でした。両者五分の立合で押し合いとなり、いなされて
後ろ向きになった朝青龍を、稀勢の里が土俵下に投げ飛ばしました。
勝った稀勢の里が「どうだ」といわんばかりの表情。いつもは朝青龍が
対戦相手を土俵下に投げ飛ばした後に取る表情がまるで逆でした。
誰が朝青龍に土を付けるのか、関心事の一つはこれで落ち着きましたが、
次は連敗をするのかそれとも、持ち直すのかそこに感心がいきます。
稀勢の里に続けといわんばかりに、今日の挑戦者は歯ぶしを研いで向かって
いくでしょう。強くて憎ったらしい横綱から漫画チックな横綱になってしまう
のか。今日の勝負が朝青龍にとっては天下分け目の合戦というところです。
私は、朝青龍の偉いところは、ここまで偉大な記録を作って大横綱になり、
そしてマスコミからここまでたたかれても相撲をやめようとしないことです。
現役を離れれば、ただの人。そして、誰も見向かなくなり、やがては収入が
無くなり、わびしい生活が待っているのを知っているのでしょう。
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