医療機関では、受付をした時から質問が始まります。

 

「初めてですか?」

「保険証はお持ちですか?」

そのあと、問診票を書きます。

問診票には、現在の症状や気になること、今までに罹患した病名や、内服状況を記入します。医療スタッフに聞かれることもあります。

 

そして、診察室に入ると、たいてい、

「今日はどうなさいましたか?」と切り出され、医師から診断に必要な情報を問診(質問)されます。

最後に、「何か心配なことありますか?」と聞いてもらえれば、聞きもらしたことや、確認したいことを聞くことができますが、「はい、ではお薬出しますね」で会話が終われば、患者側からは話しかけづらいと思います。

看護師が察して会話の橋渡しをしてくれれば、話しやすくなるかもしれませんが、それもかなわなければ、そのまま会計に進みます。

 

会計でも、料金の支払いだけで終わってしまえば、結果的に話を聞いてもらえない、事務的な対応と言われてしまいます。

 

まず、はい/いいえで答えられる閉鎖的な質問(クローズドクエスチョン)と開かれた質問(オープンクエスチョン)を上手に配分することが必要です。閉鎖的な質問だけで会話が終わると詰問された印象が強く残ります。

 

患者様だけではなく、スタッフ間でも多くの質問がかわされます。確認する時にも質問が使われますし、面談の時にも会話の中に質問が入ります。相手の会話を引き出す効果的な質問がされれば、多くの気付きや方向性を見出すことができます。

 

日本看護コーチ協会では、12月15日(金)に、「思考の扉を開く質問による関わり方 〜看護コーチは答えを持たずに問いを持つ〜」の公開講座が仙台で開催されます。

自分のコミュニケーションを振り返る機会になりますし、新たな学びが生まれるかもしれません。

申し込みは↓↓↓↓↓

日本看護コーチ協会

 http://www.nursecoach.or.jp/modules/piCal/index.php?action=View&event_id=0000000033