人材教育と一括りに言っても、人を育てることは並大抵のことではありません。
自分の子供だって、毎日何十時間と関わりながら信頼関係を築き、阿吽の呼吸で褒めたり叱ったり出来るようになっていきます。職場に入ってきた新人の教育は、相当の配慮が必要です。

ある研究で、新人教育を3つのグループに分けて行なったデータがあります。褒めて育てるグルーブ、叱って育てるグルーブ、ほったらかしにされるグループ。どのグループがうまく育ち伸びていくか。
答えは承知の通り、長期的には褒めて育てるグルーブ。短期的には叱って育てるグルーブも伸びるそうですが、長期的には伸び悩みになってしまう。ほったらかしは問題外です。
褒めて育てるといってもやみくもに褒めるのではなく、褒められる基準をはっきりさせておくのがポイントだと言います。叱る時も叱る基準を決めておくことが大切と言われるので、同じですね。教える側の価値観をきちんと伝えておくことが育てる第一条件です。
今の若い人はゆとり世代で‥と言われがちですが、振り返ると、私も新人の時に「あなた達は新人類ね」と言われたなぁ。