こんばんはm(_ _)m
千恵鍼灸院の辰巳です
今日は妊娠後半に起こる逆子(骨盤位)について書きたいと思います
【逆子とは】
本来、出産を迎えるにあたりお腹の中の赤ちゃんは頭を下にしています。
それが頭が上になったり横を向いていたりすると逆子と診断されます。
診断は検診の際、医師が超音波エコーにより判断します。
【原因】
今のところ逆子になる原因は分かっておらず、様々な説があります。
・羊水が多すぎて赤ちゃんが動きやすく、なかなか頭の位置が安定しない。
・元々、赤ちゃんは逆子の状態が多いのですが週が進むにつれ頭を下にしていきます。しかし、上とは逆に羊水が少なく動けない、骨盤が狭く動けない、筋腫や子宮奇形により動けないなどの理由により逆子になってしまう。
これらはあくまでも推測なので、はっきりした原因はわかっておりません。
【経過】
逆子の多くは妊娠24~28週の検診で診断されます。
もちろん週数が進むにつれ逆子の矯正率は低下します。
【矯正方法】
①鍼灸治療・・・鍼灸師や医師が治療します。主に足のツボにお灸で治療していきます。
②逆子体操・・・病院や助産院から体操の指導があり、自宅で行います。
③外回転術・・・お腹の上から胎児を確認し、術者の手でグルッと回転させます。これは熟練の方でないと難しいため、あまり使われません。
【逆子の出産】
逆子のまま出産を迎えると方法はもちろん
①経膣分娩
②帝王切開
から選ばれますが圧倒的に帝王切開が多いかと思います。
自然分娩に力を入れている産院は赤ちゃんの状態によって経膣分娩を選択することがありますが、リスクを伴うため帝王切開が一般的です。
また
帝王切開は安全な手術ですし、出産日と時間が決まるため病院もご家族も心の準備はしやすいですね。
しかし、
1人目の出産であれば経膣分娩をしていただきたいと僕は思います。
陣痛に耐えた後に抱く我が子はより可愛く愛おしい存在となるでしょう。(もちろん帝王切開だから愛情が少ないという意味ではありません)
やはり理想は自然分娩。
1人目が帝王切開になれば
2人目が逆子でなくても帝王切開が選択されます。
お母さんや赤ちゃんに大きな問題がないのに逆子により帝王切開になってしまうなら
逆子を治しましょう!!
次回は
『逆子に対する鍼灸治療の効果』
について書きます
それでは
千恵鍼灸院
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名古屋市東区東大曽根町43ー10カーサ大曽根2階
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