風邪対策の整理 | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

年末年始の報告を患者さんから聞くにつけ、

やっぱり飽食、暴飲暴食は体調をガタガタに

してしまうようです。

風邪やらギックリやら乳腺炎やら。

ハードな方が続々です。

さて、風邪対応で整理。

風邪はウイルスによりますから、風邪薬は存在しません。

(インフルエンザウイルスだけ特別)

風邪の原因ウイルスが300以上あるらしく、

特定して投与するまでには治ってしまったり、

変異してしまうからです。

あるのは風邪の症状を抑える薬。

(これを一般に「風邪薬」と呼んでいます。)

ただ、症状はウイルスや菌を排出するのに必要な時も

あるので、むやみに抑えると長引きます。

症状が抑えられることで体調が好転したと勘違いして

動いてしまい悪化させることも。

また、抗生物質は菌にのみ有効で、菌の感染による

症状は抑えられますが、原因であるウイルスには

全く効果がないので、風邪を治すわけではありません。

体内の菌を根こそぎやっつけてしまう抗生剤。

ということは、腸内細菌もやられます。

下したり便秘になったり妙に臭くなるのはこのためです。

抗生物質を使うかどうかの判断は難しいです。

ただ、1度飲み出したら、途中で止めると耐性菌ができたりで

治りにくくなって厄介ですから、投与期間は飲みきった

ほうがいいと思います。

そして、腸内環境のために、乳酸菌も摂取しましょう。

一緒にビオフェルミンがでるのはこのためです。



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八戸酒造を訪問しました。

「陸奥男山」や「八仙」の蔵。



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隣は大祐神社

たくさんお酒が奉納されています。



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