わが国の農薬使用は世界で1・2位を争います。
ダントツで。韓国と。
中国以上だし、アメリカの7倍。
ここまで書いて、わたしはまだ、農薬の何を・
どういう単位で比較しての話かしていません。
単位面積あたりの農薬使用量についての統計。
ここから、またいろいろ考えて、じぶんの意見が
でてきます。
考えて、モノを言うには、「比較・関係・絶対」しかない
との、池上六朗先生からの教え。
考える引き出しを常に仕入れないといけない。
でないと、他人の意見の丸呑み。
上記の統計で、日本の農業は農薬過剰である、とか、
環境負荷の大きい農業だと、すぐに結論付けたくなります。
農薬工業会のHPをみてみました。
~以下要約~
単純に単位面積あたりの農薬使用の多寡でもって、環境負荷にまで言及すべきでない。農産物の安定生産に必要な農薬使用量は病害虫の発生量、品種による病害虫に対する抵抗性の違い、農耕・栽培形態の違い、農薬の性能や残留性の違いから変わってきますし、気候や生物循環のスピードも環境負荷に大きな影響を与えるからです。
アメリカのように全栽培面積のなかで農薬の使用量の少ない作物(麦・大豆・とうもろこし等)の占める割合が大きい国ほど当然少なく算出される。アメリカ農業のほぼ半分を占める麦類が、もともと病害虫の発生が少なく農薬の必要性が高くないことが影響している。
なるほど。
遺伝子組み換えも農薬使用量を減らしてくれる要因になるでしょうね。
ヒトや環境に負荷が少ない、毒性の高くない
農薬なら、多めに使わないといけないのかも
しれないとも想像できます。
一方、こんな意見もありました。
農薬が農地以外(道端や民家のまわりなど)に
使われて困っているひとがいる。
→除草剤でしょうか?
日本の農薬使用量は世界的にはめずらしく
減少傾向にある。
それは、毒性・残留性の高いものに切り替えて
いるからである。
統計を読み、意見を言うには、材料がいっぱい
必要になります。
六所宮と呼ばれていた頃の社号額。
『総社六所宮』
大國魂大神と一の宮(小野神社)から六の宮
までをお祀りしています。
こちらに参ると武蔵國中の神々にご挨拶できる
ことになります。