小児鍼とは | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

名古屋と東京で1回ずつ、小児鍼を紹介しました。「家庭でできる」「健康法としての」小児鍼です。赤ちゃんは成長著しいですが、それは未熟ってことで、よく誤作動を起こします。オイルや鍼(もどき)で、自律神経を安定させて、より健康に育ってもらおうってこころみ。むずかしく言うほうが簡単ですし、教えてもらった気になるんでしょうけど、実践は「あれがわからなかったからできない」などの理由でやってもらえないことがほとんどでした(過去に。高学歴で高齢のママほど、根堀り葉堀り聞くけどやってくんない^^;)。だから簡潔に、やればそれなりにいい変化があらわれるよ、くらいのことをお伝えしました。

実際、治療できるくらいってなると、まず東洋医学の言葉を理解するのに3年、小児の勉強にも数年、脈診に3~10年(大人の。小児のはもっと特殊)かかってしまって、赤ちゃんじゃなくなってしまいます(笑)。わが家では長女から小児鍼をしていますが、脈が診れるようになったのは次女のとき(でも大人しかみれない)、長男のときようやく赤ん坊の脈も診られはじめたくらい。三女のときには慣れてましたけど。目のチカラや顔色、におい、声、動き、興味やらなにやら、書ききれないいくつも、いえ何十ものことから判断して5分ほどで施術しなければなりません。長いとドーゼが多すぎて熱発してしまうかもしれないからです。そーんなこと、1日とか数時間でおしえられるわけがない。(よく2日で資格くれるとかありますが、民間のお免状で、法的拘束力とかなんにもないですから。あー、それ○○マッサージとかだ。小児鍼は鍼灸師しか業としてはできないや。民間の資格はないです、はい、すいません。)


オイルも知識が偏っていてキケンなことやってるプロ(開業者)にたくさん会いました。健康法なら危害があってはいけないですよね。医療なら医療従事者しかできませんし。

わたしは医療も一部やっていい(ここの解釈むずかしい)鍼灸師ですけど、健康なひとをもっと元氣になってもらう、パフォーマンスを上げるほうでやっていってます(笑)。病人、暗いからキライなの(爆)。