小児鍼を目的別に効果を出すとなると、
東洋医学を始めっから勉強してもらって、
臨床も積んでもらってで、数年かかっちゃいます。
ですから、「家庭でできる」「健康法として」
「自律神経の調整」を主な目的とした講座となりました。
にもかかわらず、即効果があったとの報告がいっぱい。
また、やらせてもらえない、の声も(涙)。
『風船つぶし』もそうですが、やらないと・続けないと
うまくならないし効果も期待できません。
わがやでの例。
具体的に症状がでてから鍼やお灸をしようとしたら、具合が
悪いんだから逃げられちゃうしやらせてくれないんですね。
元氣できげんのいい時に、あそびとして前々から取り入れて
おくんです。痛くなく、熱くなく、たのしんでやっておく。
「とんとん、ころころ(ローラー鍼です)、あー煙~^^(灸)」
じぶんや女房にしているところも見せる。そうしないでいて、
いきなりきげん・具合のよくない時に痛そうな武器だしてきたら、
そら怖いから踏ん反り返るね(笑)。
親としては「からだのため」って思っていても、あかちゃんからは
注射をせまるドクターといっしょ。気合はいかんです。
もしも、甘えの表現としての夜泣き寝グズリだったとしたら、
それを小児鍼などのワザで封じ込めようとしたら、そのワザを
使おうとする鍼灸師やママからは逃げるだろうな。別の表現で
甘えてくれるようにもっていったりしたほうが、その場合はいい
でしょうからね。
同じケースはひとつもないんで、そういうこともあるかも、
とご理解いただければうれしいです。