先日新聞で、いわゆる「おんぶひも」でに事故が紹介されていました。
・横抱きしてたら滑って落とした
・おんぶしてたら背中と密着して窒息しかけた
・スリングで股関節脱臼した、窒息した
などなど。
医療者としては、使用法をよく読んで、確かめて使いましょう。です。
しかし、どういう使い方をしてるんでしょう?
赤ちゃんの鼻って低くて硬くて、よっぽどじゃないとつぶれないようになってます。
股関節を脱臼させるには、かなりの力が必要で、ほとんどは先天性。
板のようなのにのせて横から斜めにしたら、とうぜん滑ります。
んん~、わざとじゃなくても(当たり前ですが)、使用者にも過失はなかったか?
「おんぶひも」類は、誕生祝でいただいてしまうことが多い品です。
ここは、くれる、というなら、その分のお金をいただいて、
自分で選んだほうがいいのではないでしょうか。
自分と赤ちゃんに合うものを、お店で試着し、ちゃんと使い方も聞いて。
けっこう、合う合わないありますよ。
どっかあたって痛かったりしますし。
ひとつ言えるのが、「新生児から~才まで使えます」的な商品は、
どこにも中途半端、ってのが多いです。
栓抜きとナイフとコルク抜きと・・・みたいなヤツって、
なんにも使えなかったりするじゃないですか。
あれです。