おんぶひも | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

先日新聞で、いわゆる「おんぶひも」でに事故が紹介されていました。

・横抱きしてたら滑って落とした

・おんぶしてたら背中と密着して窒息しかけた

・スリングで股関節脱臼した、窒息した

などなど。


医療者としては、使用法をよく読んで、確かめて使いましょう。です。


しかし、どういう使い方をしてるんでしょう?

赤ちゃんの鼻って低くて硬くて、よっぽどじゃないとつぶれないようになってます。

股関節を脱臼させるには、かなりの力が必要で、ほとんどは先天性。

板のようなのにのせて横から斜めにしたら、とうぜん滑ります。


んん~、わざとじゃなくても(当たり前ですが)、使用者にも過失はなかったか?


「おんぶひも」類は、誕生祝でいただいてしまうことが多い品です。

ここは、くれる、というなら、その分のお金をいただいて、

自分で選んだほうがいいのではないでしょうか。

自分と赤ちゃんに合うものを、お店で試着し、ちゃんと使い方も聞いて。

けっこう、合う合わないありますよ。

どっかあたって痛かったりしますし。


ひとつ言えるのが、「新生児から~才まで使えます」的な商品は、

どこにも中途半端、ってのが多いです。

栓抜きとナイフとコルク抜きと・・・みたいなヤツって、

なんにも使えなかったりするじゃないですか。

あれです。