先発医薬品に「特別の料金」を追加
<拡散希望>
先発薬品とジェネリック薬品(後発)が有るのは周知のこと。
その先発医薬を選ぶと「特別の料金」が徴収されるというもの。
これを「自己負担の新たな仕組み」と称している。
<少し長たらしい話です>
・選択の自由を妨害する仕組み
ジェネリック薬品を推奨している厚生労働省は先発薬品に「課徴金」とも受け取れる「特別の料金」を付加するとしたもの。
このことで先発薬品は2~3割程の値上がりとなってしまう。
その理由は「将来にわたって国民皆保険を守っていくため」と解説し、更に「目指しているのは、皆さまに特別の料金をお支払いいただくことではなく、この機会に、より多くの方に後発医薬品の利用への切り替えをご検討いただくことです。」との言い訳。
・医者の診察や処方を無視
ジェネリック薬品は「主成分」は同じであるが、「添加物」に違いがある。そのことによる効果の違いまでは臨床試験をしていないそうです。
実際、30代女性がジェネリック薬品に変えたとたんに体の不調をきたした事例がある。
処方箋に副作用等で先発薬品が必要である旨を明記しない限り、薬局は全てジェネリック薬品と判断しなければ駄目、だそうです。
注=AG:オーソライズドジェネリックは全く同じものです
・ジェネリック薬品の薬価が問題
そもそも後発薬品は研究開発投資がなく承認も早くなるため、先発薬品よりも大幅に安価に出来るはず。なのに一割程しか変わらないので消費者の意識が変わっていかない。
従って消費者が検討するほどではなく利用増に陰りが出るのは必然のこと。
・先発薬品潰しをする厚労省
今回の実質値上げで、仮に先発薬品の売り上げが減少すると薬品会社は研究開発に意欲をなくすか、発売時の価格を必要以上に高額にするかの選択に迫られる。
此処で大きな命題、、
「医療の目的とは」何なのか?。
薬品業界の社会的貢献の意義は何か?。
国保会計を保つという単純なサジ加減で大きな波紋を起こすことを予測できない者を「エリート官僚」とは言えないでしょう。
・医療現場に起きている混乱
主要内容の一部を以下に挙げますと・・・
『これ以上意味のない改定はやめてほしい。 (Y市○○区・医科)』
『ジェネリックの薬価を大幅に上げないと薬不足が進みます。(Y市・医科)』
『医薬品の欠品が非常事態の状況なのに、政府はその解決も出来ないのに、更に無理難題を押し付けてくるとは言語道断だ。 (Y市○○区・医科)』
『このような差額徴収は、薬品会社の開発意欲を削ぎ、日本の未来に危機感を感じます。また後発薬が供給不足の問題が解決していない状態で、さらなる混乱を招くのではと懸念しております。 (S市○○区・医科)』
『ジェネリック推進の悪影響で、必要な薬が出荷できなくなっています。 (Y市○○区・医科)』
『後発医薬品には先発品にない副作用を生じることをよく経験します。治療への反応も異なることがあり、同一の薬剤とはみなせない場合も多く、保険での先発品使用は必要不可欠です。 (Y市・医科)』
品質管理もちゃんとやっていないのに後発品を押し付け、あげくのはてに、必須医薬品が不足している。信じられないような、ひどい薬事行政。さらに患者負担増とは、許せません。 (S市○○区・医科)
・未だ変わらぬ官僚気質
官僚が出世するには実績が必要です。それは「立法」「省令による制度改革」などを成し遂げることが代表的。係長職で自分がメインとなって実績を上げないと、先はない。
そのために必死で絞り出すため、悪法や不全システムができる。
古くなった法律に手を付けないのは、実績とならないから。(ex:放送法、景品不当表示、etc)
政治家は口を出すだけなので、官僚上がりの政治家が出てくる要因ともなっている。
元財務相の課長、元経済企画庁、出身の議員などがいますが、ロジック的には齟齬をきたしてることを多々見かけます。
官僚を動かすためには政策への情熱や相当のパワーが必要であること、また、将来的な出世を確約出来ない内情を知っているので本論と建前との間で齟齬が起きる。
・反発の波はどうなる?
マイナ制度の普及が遅れたときに「保険証をなくします」と鞭を振り、「マイナポイント」で飴を舐めさせた。あのやり方が今回も通じるのでしょうか。
医療関係者は現場の混乱が解決しない限り、医療従事者らを納得させるのは難しいでしょうし、現場の憤慨も収まりつかないでしょう。厚労省官僚のロジックそのものに問題が内存しているため、医師は唖然としているのではないでしょうか。
あんたの顔忘れないよ!