目立たないけど怖い | 仙上 真也のブログ

目立たないけど怖い

「癸」は地味で目立たない動きをします。特色のない行動に見えてしまい、本人は一生懸命やっていることでも、周りからは不真面目に見られることがあります。ただし中年以降になれば行動特色は出てきます。

「癸」は小さな水。雨だったり霧や露。あるいは小川を流れる水であったり、蛇口から一滴一滴落ち続ける水だったりします。水には形はありませんが、洗面器に溜めた水もそうです。

そんな少しの水だと、何の影響もないように見えますが、一滴一滴の水でも時間をかけて溜めると大きな水になります。そして気付かないうちに溜まり、限界を超えて突然噴き出す鉄砲水にもなります。

山に浸み込んだ雨水が限界を超え土石流となる・・・目立たない「癸」が我慢の限界を超えると、一瞬のうちに何もかも呑み込み壊してしまいます。

同じように「丁」も集団の中では目立ちませんが、昔「マッチ一本火事のもと」という標語があったように、一瞬にして何もかも焼き尽くしてしまう怖さがあります。

「癸」は水性の陰。「丁」は火性の陰。いずれも縦線です。心の底は単純ではありません。そしていずれも底知れぬ破壊力を秘めた十干でもあるのです。

 

 

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