来月歌舞伎座に出演させて頂けることになり、
今、お江戸におります。
(詳細はまた改めてご報告させて頂きます)
一年前の今日も東京におりました。
「こども歌舞伎スクール寺子屋」の生徒さん達と『車引』のお稽古をしておりました。
秀太郎旦那様に、
『はじめての歌舞伎』DVD撮影の折に、
改めてご指導頂いた『車引』。
これが、
直接ご指導を頂いた最後の演目でした。
そして、こども歌舞伎スクールも、
「寺子屋の生徒さん達のこと、頼むわな!」と、
お言葉を頂き、
直接仰せつかった最後のお役目でした。
とにかく、お役目を全うしようと、
心を込めてお稽古させて頂きました。
先日の発表会のみんなのがんばりは、
絶対に秀太郎旦那様もご覧下さり、
とても喜んで下さっていたことと思います。
今日改めて歌舞伎座の前に立ち、
色々と想いが込み上げて参りました。
まだまだ信じられない。
あの穏やかな、お優しい、
そして、ちょっとイタズラっぽい表情も、
お叱りを受けたことも…
鮮明に思い出されます。
この一年、
いつも、何をするにも、
事ある毎に、
旦那様を思い出し、
存在の大きさを感じずにはいられません。
そして、
私たちへ注いで下さった「愛」の深さを、
今改めて想います。
思い返し、胸がいっぱいになります。
いっぱいいっぱい
色々想いが溢れます。
とにかく、
上方の心、情愛を大切に、
自分を見つめながらコツコツと、
仲間と共に、熱く!前向きに!
ええ加減の「ええ役者」に近付けるように、
精進致します。
どうか、どうか、
いつまでも、いつまでも、
見守っていて下さい。