”千次郎さん、ありがとうございます!” | 片岡千次郎 憚りながら…

片岡千次郎 憚りながら…

憚りながら…、平成26年元旦よりブログ始めました!
どれだけ更新出来るかわかりませんが、お芝居のこと、プライベートのことなど色々書かせていただきますー!
よろしくお願い致します!

青虎さん!こちらこそですーウシシアセアセ

リブログ、ありがとうございます!!


上方歌舞伎塾で、大変にお世話になりました、
初世市川青虎先生。

今ではご存じない方も沢山いらっしゃるかなぁと思いまして、
先生への感謝の気持ちを込めて、
また、
二代目青虎さんのご襲名を祝し、
僭越ではございますが、
思いのままに長々と書かせて頂きましたが、
二代目さんご本人始め、
沢山の皆様にも投稿をお読み頂き、
本当に嬉しゅうございます。

ありがとうございます!


手探りで始まった松竹上方歌舞伎塾。
一期生をなんとか育てて、役者としてスタートさせねばと、
どの先生方も、
本当に私達に力を注いで下さっていたんだと、
今しみじみ思い返し、感謝の思いが溢れます。

卒業してからも、いつも気にかけて頂いて。

あの頃は、本当に何も分かっていなかった。

本当に、今しみじみ、ありがたいです。



せやけど…、ほんま、私、よく叱られましたアセアセ
セリフを言うとき、ちょっとした動きの中でも、
「お前は張り子の虎か!ちょこちょこ首動かすな!」
って、青虎先生にアセアセ


話し出したら止まらない?
お話好き?だった青虎先生。

授業が終わってからも、色んなお話をして下さり、一時間…一時間半…
気が付けば日が暮れてた…なんてことはよくありましたね。

そんな中でも印象に残っているのは、
師匠小太夫さんに付いて、色々お世話をするけど、厳しくて、辛くて…、
ついに我慢ならず、過ち…!まで考えた!
けど、目前で、やっぱり出来なかった…。

苦しい、つらい経験も沢山してこられたからこそ、
まだまだ歌舞伎の世界の入口に入る前の我々に、
「やめるんやったら、今のうちやで!」
なんて、よく仰られてましたね。

あの頃は、
とても厳しい言葉に聞こえてましたが、
今思うと、まだまだ若かった我々への、
愛情だったのだなぁと、思い返します。

卒塾後、何年かして、
体調を崩され、入院されていた折、
お見舞いに伺わせて頂きましたが、
その時も色々お話をして下さいました。

「始めはみんな、どうなることかと思ったけど、
何とか格好ついてきて、良かったわぁ。」
けど、
「やめるんやったら、早い方がエエで!」
なんて、冗談交じりに仰られた、
穏やかで、どこか安堵の様子にも窺えた表情、
今も覚えています。

それが、お会いして、お話させて頂いた最後でした。

そして、その数年後。
最期のお別れには伺わせて頂きましたが、

その後は不義理ばかりで…。


是非、二代目さんとご一緒に、
同期生共々、
先生のお墓参りをさせて頂き、
色々思い出話もしたいです!

同期のみんなにも、青虎先生の思い出話、
色々聞きたいですね!!


感謝の気持ちを忘れることなく、
もっともっと精進せねば!

改めて心に誓っております。