経営センス | シニアライフの「常識」を斬る!?

シニアライフの「常識」を斬る!?

成年後見とか、遺言とか、介護とか・・・

 盛り上がらないプロ野球を盛り上げようとして導入されたプレーオフ(いわゆるクライマックスシリーズ)が今週末から始まるようです。

 

 そんな動きをヨソに、史上最弱球団の呼び声も高い港のお星様球団は、売却問題で揺れています。

 

 本来なら、体制整備と戦力の見直し、補強に邁進していなければいけない時期にこのザマですから、来季も不動の指定席に納まってくれると予想せざるを得ません。

 

 ところで、球団の売却にはオーナー会議の承認(4分の3=9球団以上の賛成)が必要なのですね。

 

 理由はわかりませんが、「青少年の健全な育成に与える影響がなんたらかんたら・・・」ということなのでしょう。たぶん。

 

 ですので、球団株式の売買契約書には、オーナー会議の承認を「停止条件」とする意味の条文が入るはずです。

 

 停止条件というのは法律用語で、「○○が成就したら契約の効力が発生する」という条件のことです。

 

 それがなんで「停止」条件なのか、日常的な語感としてはしっくりきませんが、「条件が成就するまで効力が停止されている」という意味だそうです。

 

 想像ですが、外国語(おそらくドイツ語かフランス語)を直訳してできた言葉なのでしょう。

 

 まぁそんなことはいいとして・・・

 

 肝心のオーナー会議の意見は割れているようですね。

 

 報道によると、読売のナべアツ ナベツネさんは賛成、楽天のミキタニさんは難色を示しているとか。

 

 TBSという同業者を放逐したい旧型マスコミのドンと、ネット業界におけるライバルの進出を阻止したい通販サイトのドンが真逆の論陣を張っているわけです。

 

 わかりやすいですね~w

 

 ナべアツ ナベツネさんは放っとくとして、個人的には、本件におけるミキタニさんのセンスにちょっとガッカリです。

 

 ここはむしろDeNAを積極的に取り込んで、「ネット業界の躍進と旧型マスコミの落日」を印象づけるくらいの発想を持っていただきたかった。

 

 だいたい、ご自身が球団経営に乗り出す時に、さんざん旧勢力から理不尽な難癖をつけられて悔しい思いをしたはずなのに、同じことをDeNAにするというのはいかがなものか。

 

 悪しき意味での体育会系センスと言わざるを得ません。

 

 あ、野球だからそれでいいのか(爆)

 

  

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