遺言ブームの実態 | シニアライフの「常識」を斬る!?

シニアライフの「常識」を斬る!?

成年後見とか、遺言とか、介護とか・・・

 えー、しばらくお休みをいただいていた当ブログですが、気が向いたので(?)復活させることにしました。

 

 以前は有料老人ホーム選びに特化して書いていたのですが、今後はシニアライフ全般について、思うところをつぶやいていきたいと思います。

 

 では早速始めましょう。

 

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 世の中では、遺言がちょっとしたブームだそうです。

 

 日本公証人連合会によると、①公正証書遺言の作成件数は、

 

 平成元年 40,935件 → 平成21年 77,878件 だそうです。

 

 また、最高裁判所発表の司法統計によると②家庭裁判所における自筆証書遺言、秘密証書遺言の検認件数は、

 

 平成12年 10,251件 → 平成21年 13,962件 で、

  

 ③家裁における遺産分割に関する調停の新規受理件数は、

 

 平成12年 9,162件 → 平成21年 11,432件 だそうです。

 

 これらの統計は、遺言を業務にしている士業やコンサルタントはたいてい引用しており、彼らは「遺産分割を巡る争いが頻発するようになったので、遺言を書く人が急増している」と結論付けています。

 

 しかし、それぞれの伸びを年率で見てみると、は3.3%②も3.5%③に至っては2.5%程度の伸びですから、これを急増と言うのはちょっと誇大ではないかと思います。

 

 着実に増えていることは事実だが巷間言われているほどではない、というのが妥当な受け止め方でしょう。

 

 

 

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