続きまして、19産キャロット出資馬のご紹介。
とにかくここ数年のキャロット愛馬の不振が凄まじく。
会員数多かったり母馬優先扱いの馬が多かったりで、良いなと思った馬が買えないとか。
母馬優先外れるもしくはアワブラ期待して牝馬に出資したのに、産駒が募集されないとか。
不満を言ったらキリないのですが、こればかりは貧乏人にはどうすることもできない問題ですから、クラブのルールと自分の置かれている予算状況下において、その年その年出来ることを最大限やるしかないかなと。
そもそも出資馬が走ろうが走るまいが、選んだのは自分の責任ではあるし、野球だってドラフトで外れ指名した選手が結果活躍する場合が多々ありますんで、自分に出来ることはただ見守ることですね。
最終的に縁があった馬を全力で応援して、結果その中からOPで活躍できるような仔が一頭でも出たら良いなというスタンスは今後も変えずに行きたいのと。ただシルクもキャロットも"様子見"なんて言葉が彼方に飛んでいってしまい、クラブもノーザンも販促なんかしなくたって自動的に全部売れますんでね。ツアーとかも、今回のコロナ騒動でやる意義がほぼないことが分かってしまいましたが、旅行会社とホテルとノーザンHPの売り上げUPのためには必要ですし、北海道行くこと自体にも会員にとっては価値ありますんでね。まぁ牧場もクラブも面倒臭くであんまやりたくはないでしょうが、行きたい会員のためにも企画は続けて欲しいと思います。
で出資に関してキャロットの場合は、アワブラの期待込みで牝馬を多めにしてますが、今後基本は出来るだけノーザンファーム生産馬(持ち込み含む)に限るようにしています。
白老のヴァリディオルやマル外のトータルヒートの産駒がキャロット来ないで本家に行くとかなんて、社台やノーザンの事情は知りませんが出資者としては残念としか言いようがない。募集枠の問題もあって、アソルータみたく産駒がセレクト行きとか、そもそも繁殖セールでノーザンから出されてしまうのは仕方ないですが、庶民クラブの出の馬を、本家で出して売るのは正直気持ちが悪いしダサいとしか感じないです。
などとグダグダ書いていても、別に将来キャロットのルールが変わるでも変えられるでもないですから。
面白くもなんともない話よりも新しい仔達の話をヅラヅラと書きましょう。
全7頭を募集番号順にご紹介。
No.C-65 デックドアウトの19 【ディープインパクト×デックドアウト】
牡1歳
2019年2月10日生 青鹿毛
入厩:関東・萩原厩舎予定
生産:レイクヴィラファーム
育成:ノーザンファーム空港
<出資の理由>
ディープインパクト産駒の出資のチャンスが今年が最後なので、シルクかキャロットどっちかで1頭行けたらと当初は思っていて、シルクはそもそもチャンスも無かったりしてキャロットはどうしようかと。×2も持っていたし、馬見て値段も考えてということで選択肢にはありましたが。
×2をルージュバックに使うのを決めた後、この仔が2番かどっちかかなぁくらいに思って最終中間発表を見て、2番は高いし倍率も高そうだし、200口以上リストにこの仔が入ってなかったので選びました。キャロット牡馬ゼロを避けたかったので、まぁ結果的には良かったかなと。
デックドアウトは2016年の芝のアメリカンオークスの勝ち馬で。
https://www.youtube.com/watch?v=2iAuP_NTk1U
近年のアメリカンオークスのレベルがどうかなってのはありますが、小回りサンタアニタで、中団から3・4コーナー大外ぶん回しで、最後ギリギリ差し切ったのは良い持続力持ってるなと。マキャベリアン(ストリートクライ)・ロベルト持ちのアメリカン牝馬ですから、ディープ付けたくなるのは分かるかなと。良く分かりませんが、生産レイクヴィラなのは委託生産なのかもしれませんね。
初仔で2月生まれですが、8月末で430kgならディープ産駒ならまぁ許せるとこかなと。母系も早熟な感じはしませんし。動画観て、あんまり距離長いのはどうかなと思いますが、なんとか2000mくらいまではこなせる馬に育って欲しいです。
No.C-66 ルージュバックの19 【ロードカナロア×ルージュバック】
牝1歳
2019年3月7日生 鹿毛
入厩:関東・大竹厩舎予定
生産:ノーザンファーム
育成:ノーザンファーム空港
<出資の理由>
×2を使いましたし、一応この仔が19産キャロット愛馬のエースという感じで行きたいなと。カナロア×マリアの牝駒が募集されない時点で、×2カードの切り方を非常に悩みましたが。将来のアワブラも考えてリスト段階で、それなりの牝馬を何頭か選んでいた上で、動画観てこれって決めました。
カナロア産駒に関しては、初年度からシルクで超大物が出てしまい。芝の中距離の能力高い繁殖に付けるのが、成功確率としては高くなるだろうってのは当然で。そういう意味では、マリアは絶対合ってる筈なんですけどね。
で、ルージュバックはGⅠタイトルは取れなかったものの、ミッキークイーンは強かったし、マリアに負けたのもぶっつけだったし、古馬になっても4・5歳の秋に牡馬相手にGⅡ勝って、ラストランの有馬記念も掲示板載ってますから。単なる重賞勝ち牝馬とはレベルが違います。斤量差があったにせよ、毎日王冠の勝ち方は強かった。
ジンジャーパンチは2007 Breeders' Cup Distaffの勝ち馬です。
一回前出られてから差し返す根性が見事です。
https://www.youtube.com/watch?v=ngIsAeMKZMI
名牝ジンジャーパンチがオーサムアゲインなので、イメージとしてはゴーストザッパーのあの無双のスピード持続力と、マンハッタンカフェがスタミナよりのサンデー産駒でしたんで、スローでヨーイドンよりはある程度流れて厳しく削られるレース向きだと思います。なので、カナロアのスピードを中距離でも活かすことが出来る持続力を持った良い相手だと思うのですけどね。
初仔で3月生まれで421kgなんで、若干細い感じはしますが。動画観てもまだ肉付きが甘いし、トモ高なんでこれからガラっと変わってくるかなと。全体的なバランスとか、推進の仕方は問題ないと思います。もしこの仔が将来全然走らないのなら、改めて自分自身に相馬眼が全くないんだなと自覚するようにします。
適性は芝の2000m前後になるのではないでしょうか?POGとかでもある程度人気になりそうな仔ですから、是非クラシックロードに乗って、5歳将来アワブラに残って欲しいと思っております。
No.C-67 ムーンライトダンスの19 【キタサンブラック×ムーンライトダンス】
牝1歳
2019年4月11日生 黒鹿毛
入厩:関東・久保田厩舎予定
生産:ノーザンファーム
育成:ノーザンファーム空港
<出資の理由>
久保田調教師には散々お世話になっており、最近はキャロットからも干され気味ではありますが、オーソクレースだけでなくこれからもまだまだマリアの仔は扱ってもらわないといけませんし。チャンスがあれば縁を続けたいと思っていて、今回も一般抽選申込で当たったので良かったですね。もちろんこの仔に出資したいと思う魅力がちゃんとあったからですが。
キタサンブラックは、19産が初年度産駒になりますが。今年のシルクでも産駒がかなり人気してましたし、ノーザンもそれなりに良いとこの繁殖付けてるのでね。去年・今年とセレクトで良血の仔は億超えしてました。もちろん、産駒に出資は初めてとなります。
母ムーンライトダンスは、ムーンリットレイクのイメージが強いです。もう結構な高齢になりましたが、毎年休みなく産んで子供がほぼほぼ中央で勝ち上がってますんで、すんごいタフなお母ちゃんです。
父シンダーが欧州クラシックディスタンスチャンピオンで、カタログだと自身が8~9Fくらいとのことで、そこにキタサンブラックを付けたんで、この仔の適応距離だと芝の中距離以上ってことでしょうかね。
切れ味はあんまなさそうなイメージですが、動画観ると現段階でも結構体高があって、馬体重の数字以上にしっかりしてる感がありますんで。ダートをこなせるようだと、未勝利勝ち上がり率がグッと上がってきそうな気がします。
No.C-68 ムスタパルタの19 【トゥザワールド×ムスタパルタ】
牝1歳
2019年3月11日生 鹿毛
入厩:関東・伊藤大厩舎予定
生産:新冠橋本牧場
育成:ノーザンファーム早来
<出資の理由>
単純に最終中間発表見て、全然人気がなくてリストにも入ってなかったので、たぶん確実に取れるだろうなと。なので行きました。動画観た時に、歩様がちょっと頼りないのがあるのですが、まぁ目を瞑りました。
父はトゥザワールドで現3歳が初年度産駒となり。なかなかこれといった目玉が出てませんが。グローリーよりも重厚感はなかったですが、スピードと機動力は高かったような印象で、弥生賞や有馬記念での中山内回りでの立ち回りの上手さがセールスポイントでした。
母はムスタパルタ。シルクで半兄のスターオブオナーに出資をしてましたが、3歳未勝利を勝ちあがった後に昨年秋に故障発症で引退と。晩成の血で、1勝クラスは勝ち上がれるかなというイメージだったので、残念でありました。
ワンダーレディアンエルがCCAオークス勝ちで、日本にも輸入されてます。で向こうでタピットを付けて持ち込みで生まれたのがムスタパルタで、未出走なので競走能力については定かではないですが、流行りの血持ってますんで、繁殖としての血統価値は高いと思うんですけどね。
産駒の結果あんまりが出てないので、ムスタパルタは昨年のノーザンの繁殖セールで売られてしまいました。
が、セールではノーザン名義で売られてたので、この仔に関しては新冠橋本牧場生産になってますが、ノーザンの委託生産なのかなという気がします。
血統的には父も母も溜めて切れるところがまず無いので、スピード能力が高ければマイルくらいの距離で機動力で勝負出来る競馬が良いかと。トゥザワールド産駒はダートでも勝ち上がってますので、ちょっと非力そうなのは気になりますが、ダートでも行ければ未勝利勝ち上がりのチャンスは高まると思います。
ノーザン生産ではないので、アワブラに残る可能性はかなり低そうですが。3勝くらいしてアワブラに残れるなら、繁殖牝馬としての可能性もこの仔にはあるでしょうね。
後編に続く。