旅の話最終話。

 

午前中、場内を散策してると建物入り口近くのショーケースに、札幌記念の優勝レイが飾られておりまして。

 

毎度毎度のことですが、これをGETするためにはるばる札幌まで来てるのだから、これを事前に見てしまうと勝ちたい欲が増し増しになります。お昼ご飯は食べるのを我慢して、ポカリと駿馬茶で水分補給しておしっこ行ってを繰り返し。

 

時刻は15:00近くなりまして。

15:10に札幌記念出走馬がパドック登場なのですが、とっとと諦めて10R発走前にスタンドへと移動しました。

札幌競馬場はどうしてもキャパが小さいってのもありますが、とにかくこの日は凄い人でありまして。中山でいうとこの弥生賞とか皐月賞とかくらいのレベルの感じで、男子トイレも券売機も混んでおりました。桃李効果もあったのでしょうが、3万人超える観客が集まったそうであります。

ターフビジョンが見えるところのスタンドの階段に移動しまして、札幌記念のパドックはターフビジョンで観まして。

口取りは外れてましたんで、返し馬とレースの写真でも撮っておこうと、ひっさびさにカメラを構えました。

 

そうしたらスタンドの影がモロにホームストレッチを覆いまして、撮った写真がほぼほぼ真っ暗でしたんで、明るさ調整しておりますのでご了承ください。

目の前通過順に返し馬の写真をヅラっと。

 

サクラアンプルール

 

クルーガー

 

ステイフーリッシュ

 

ナイトオブナイツ

 

エイシンティンクル

 

ランフォザローゼス

 

ゴーフォザサミット

 

フィエールマン

 

ロードヴァンドール

 

サングレーザー

 

ペルシアンナイト

 

ワグネリアン

 

クロコスミア

 

そして千両役者登場ってわけではないですが。一番最後に入場してきました。

ブラストワンピース

ちょっとテンション高かったですが、川田Jはすぐに返し馬入れずにダクを踏ませてましたね。

 

 

返し馬はスムーズだったと思います。

 

 

目の前に野郎が立っていたので、自分の正面から左側はなかなか写真撮りづらい状態でしたが。

時刻は15:45になり、スタンドはパンパンの人の中、ファンファーレ生演奏して発走しまして。

ゲート開いて、スタートは悪くなく川田Jが押してましたが、やはり加速が悪いのと①番枠で外から被せられる恰好になり。

スタンド前通過

 

 

サングレーザーとワグネリアンがスッと良いポジション取った時点で、正直もう今日は無いなと思ってしまいました。

ターフビジョンで1コーナーから向正面入り口を確認して、中団より後ろのインにいたんでこれは難しいかなと思いましたが。川田J上手かったのは、ここで前が空いてたのでそのままインをキープしたままジワリ前との差を詰めて。ちょうど目の前にペルシアンナイトがいたので、良い目標に出来たような気がします。

5F通過が59.9なので、馬場考えると逃げた⑦は平均よりもちょい速いくらいのイメージでしょうね。5F目のラップが11.8で、結構馬群が縦長になったのもあって、残り4Fからワグネリアンが動いてくれたのがブラストにとっては好都合でして。3コーナーでワグを追っかけて③と⑪が早目に動き出した分、ブラストの前にスペースが出来。600mの手前から川田Jがコーナーでも加速して、前を追っかけて4コーナーでちょうど馬群の中団まで上がり。フィエールマンは更に後ろだったので、ポジションとしては厳しかったと思います。

直線入り口で外出すのかな?と思ってましたら、とっさに③の内に入れましたんで、これもナイス判断というかある意味ギャンブルでした。案の定、外のクロコスミアとワグネリアンがインに切れ込んできて閉められそうになったのですが。

 

クロコスミアを弾く勢いでインから強引に体を突っ込んで。

 

ワグネリアンにも先に出られてたので、体勢は苦しかったのですが、ブラストにまだ十分脚が残っていたのもあり、狭いところをゴリゴリこじ開けまして。サングレーザーも最後止まってる訳ではないのですが、残り100mからまたもう一段スイッチ入って、先頭に並びかけ。

 

”差せる!”・”差せ!”と思わず声を出し、1着でゴール板を駆け抜けた時は、周りのお客さんドン引きなくらいガッツポーズしながら叫んでしまいました。レース展開としては非常に厳しい形の中で川田Jがとにかく上手く乗ってくれたのと、ブラスト自身もスタッフも背水の陣できちんと動ける体に仕上がってたのが良かったのかなと。

ゆりかもめ賞の時のような、自分の体の圧で相手をぶちかましても進路を確保する根性ある競馬も見せてくれましたし、何より最後までゴール板までしっかり脚を使って差し切る競馬が出来たのが良かったですね。通ったコース考えればフィエールマンも強かったですし、両前脚落鉄してたワグネリアンも内容はあったと思うので、ブラストにとっても非常に価値のある

札幌記念制覇になったと思います。実質G1.5くらいの格の小回りの芝2000mで勝ったことも、種牡馬入りする時の良いアピール材料になったんじゃないでしょうか。

この後はフランスへということになりましたが、とにかく無事に向こうに行ってもブラストが100%に近い能力を出せるように、あとはスタッフの方々に頑張ってもらって。3連覇を狙う怪物牝馬相手に何処まで戦えるのか?10月6日を楽しみに待ちたいと思います。

 

表彰式も見ずに、早目に自分の席に戻り帰り支度をし。小倉12Rのシーリアの勝利を見届けてから、足早に桑園の駅に向かう人波について行きまして。だいたい15分から20分くらいで、桑園の駅に到着。札幌で一度下車して、勝者気分全開で17:20の快速エアポートの指定席のチケットを買って乗車しまして。18:00に新千歳空港に着いて、19:30の羽田発にちょうどいい感じで乗れるなと思って荷物預けようとしたところ。その後の羽田便は大丈夫なのに、私の乗る飛行機のみ45分遅延というバッドニュースを案内板で知りまして。

仕方ないので2日連続で、3Fのレストランフロアに行き居酒屋みたいな店で、ウニ・いくら・ホタテ丼+イカ刺しを食べつつ。

 

20:15発になった羽田行きに乗り、結局家に着いたのは日付変わる寸前でありました。札幌記念勝ったから良かったものの、負けてたら泣きっ面に蜂レベルの罰ゲームでしたね。夏休み最終日で空港混雑するのは分かりますが、だいたいバカ客が機内に大量の荷物持ち込んで物置けなくてどうしようとか、調子こいて買い物粘って保安検査場に時間ギリギリ来るとか。そういうことする奴はマジで飛行機乗らないでもらいたいもんであります。

そんな感じで終わった今年の夏休みでございました。

 

 

以上で今年の夏の旅の話は終了です。

シルクの1次が終わって、今年は6頭に出資確定しまして。来週はキャロット1次の申し込みしないといけないですし。8月に入りここまでかなりの愛馬とのお別れの数になっておりますが、また秋には我が厩舎新入りさんと面会をしてこようと北海道に旅立つ予定ですので、その時は暇つぶしに読んでいただけるよう頑張ってブログ書こうと思っております。