17産キャロット愛馬紹介その⑤。

 

※ブログ内のキャロットクラブに関する記事・写真の掲載は、キャロットクラブの承諾の上で行っております。

 

No.C-59 【ピースアンドウォーの2017】

 

血統表

 

牝1歳
2017年4月1日生 鹿毛
入厩:関西・大久保厩舎予定
生産:ノーザンファーム
育成:ノーザンファーム早来

 

18/8/23 NFイヤリング

馬体重:437kg 

体高:148.0cm 

胸囲:168.0cm 

管囲:19.6cm 

 

18/9/18 NF早来

3日にNF早来へ移動しました。

 

18/9/28 NF早来

馬体重:431kg 

現在はウォーキングマシンでの運動と騎乗馴致を行っています。やや遅生まれではありますがここまで順調な成長を遂げており、夏の昼夜放牧によって馬体の随所にしっかりと筋肉が付き、ずいぶん逞しさが増してきました。放牧地で見せる力感あふれるフットワークは馬体をより大きく見せ、さすがは全米ナンバーワン種牡馬に輝いたタピットの産駒だなと唸らされるものがあります。初期馴致はスムーズに進めることができていますので、これから始まる育成調教も問題なくこなしてくれるものと見ています。

 

 

<血統>

父はTapit。アメリカでは30万ドルの凄い高値の種馬となっておりますが、日本では値段高いからなのか?あんまり産駒が走っておらず。個人的な評価としては、エーピーインディはBCクラシックを勝ったものの、本当にスペシャルな競走成績ではなかったのもあり。その流れのTapitも牡馬の超大物は出ておらず、いくらリーディングサイヤーとはいえ何で30万ドルもするのか?ちょっと理解出来ないところはあります。とはいえ、日本でもテスタマッタ・ゴールデンパローズあたりのダートマイル戦の強者は出ていて。ラビットランがまさかの芝重賞を勝ちましたが、頭打ちになって今年は地方交流へ方針替えましたんで、まぁとにかくダートのマイル近辺で考えてれば良いのかなと。ミスタープロスペクターとニジンスキーの濃いクロスがあるのでなるべくアウトブリードな相手が欲しいのと、シアトルスルーとアンブライドルドなので牝系に入ると日本のサンデーの血を活かせるかもしれないですね。

母はピースアンドウォー。アメリカの2014年のアルシバイアディーズSという2歳GⅠを勝ったらしいですが、全く分からずと思ってましたら動画がありました。

https://www.youtube.com/watch?v=l-OB0N-iVCQ

 

3コーナーでも後ろにいて、アメリカ競馬らしく早い段階から全馬おっつけ大会になってたところ、最後は狭いところを縫って馬群を割って差し切ってますので、馬の根性とジョッキーの腕の勝利な感じでしたが。2歳戦なので、仕上がりの早さもアシストしたのかもしれませんね。しっかり最後まで脚使ってたのは好印象でありました。

3歳でブリーダーズカップディスタフにも出走してますが、そこで引退となっており。ダンチヒ×スマートストライクなので、そんなに早熟でもないと思うのですが、この馬自身は早熟の気もあったのかもしれません。

 

で、ピースアンドウォーの2017。母の初仔になります。マル外ではなく持ち込みで、2016年のキーンランドノベンバーのセリで、145万ドルでノーザンが落とした時についていた種だそうです。

攻めた配合でルビアノのニアリークロスになっていて、ミスタープロスペクター・ノーザンダンサーのクロスがかなり濃いので、この仔も馬体の完成はかなり早くなるかもしれないですね。初仔で血が濃いので、体質的なところに問題がなければなと思っております。

 

 

<出資の理由>

こちらもパシフィックリム同様に、訳分からないのでとりあえず出資してみよう的なノリの1頭でして。3つくらい勝てれば、ノーザンで繁殖に上がって、キャロットの母馬優先使えたら良いなくらいの感じでした。もちろん動画はチェックして、歩様は悪くなかったのとしっかり前に重心移動出来てたように見えましたんで。牝馬で1口10万は結構なもんですが、マル外でないので、ダートの短距離の牝馬限定未勝利に出られますから、勝ち上がり率も高くなってくれないか?という期待も込みですね。

大久保厩舎には幻のフロイントがいましたが、入厩まで行かずに引退でしたのでデビューまで行くとなると実質初めてで。なんとキャロット17産愛馬はサンブル以外の4頭が初めて調教師というギャンブルで。まぁ大久保調教師はスマートレイアー・ダノンシャークのイメージですかね?古馬になって大成させてますから、じっくり大事にやってくれる人なんでないか?と思ってますが、こちらもお試し出資な感じでもあります。

 

 

<今後の目標・願望・妄想など>

ちょっとまだ体が小さい感じしますし、肉付きもまだまだこれからですが。元気そうですし、体高低めで脚も胴も短めなので、ダートのマイルまで持てば良いのではと。しっかり育成して、早目早目の始動が希望です。

2歳の夏場はダート戦が少ないので、なるべく早めにゲートを通しておいて、狙ったレースでしっかり使えるようにしてもらえれば。芝デビューで人叩きして、ダート替わりの未勝利戦で勝ち上がるとか、いろいろと策を練っていただけたらと思います。奥行がどこまである馬なのか?分かりませんが、6歳春まで頑張って走り続けてもらって、ノーザンで繁殖に上がって子供がキャロットで募集してもらいたいものであります。

 

 

ということで、キャロット17産愛馬5頭の紹介終了です。ご一緒の方いらしたらよろしくお願いいたします。正直クラシック路線云々という馬がおらず、おそらく短距離だろう路線中心の微妙なメンバー構成となっております。

現状戦っておる我が16産愛馬達も怪しいですが、最悪だった我が14産愛馬達であった谷間の世代まではいかないように、出来るだけ勝ち上がっていただけたらと思うこの頃です。良い方に予想が外れる分には全然かまいませんのでね。