好きなレトルトカレーを多めに買って保管していたのだが、多くが3ヶ月前に賞味期限を迎えていた。

 コロナ以降、買い物の回数を減らす努力をし、なるべく家に食品をストックするように変化。以前は毎日買い物していたが、物価高なのでガソリン代も考慮して回数は減らしている。なのでストックできる食品が安売りしていたら多めに買う。


 「児童が廃棄食材を減らすための活動」をテレビで紹介していた。スーパーマーケットの商品棚の「手前取り」を促す活動である。小学生が廃棄食材の問題を知ることは良いことだと思うが、解決策として「手前取り」を前面に押し出し、自治体も出てきて推し進める行為にゾッとした。


 「俺達に明日はない」と書かれた商品棚。賞味期限ギリの食品が並んでいる。また、賞味期限ギリの食品を扱う激安店もある。「賞味期限」は商品の付加価値の一つである事を小売り側が認めている証である。型落ちの電化製品を扱う専門店も同じである。

 商品棚の商品は何を選択しても構わないと思う。選択できない商品を棚に置くことの方が悪意を感じる。手前取りを促す前に「値段を変える」「同じ期限の商品を並べる」などの対応をすべきかと思う。

 本当に怖いのは「手前取りが常識で奥から取る行為を批判する」感覚である。奥から商品を取出す客を見て嫌悪感あるなら再考して欲しい。ただ、野菜を手に取り、傷んでもないのに元に戻す行為はやめてほしいですね。


 廃棄食材を減らすために今日も何処かで爺さん婆さんが昨日と同じものを無理して食べてゲップする。胸焼けする。子供食堂に寄付したら「賞味期限切れてる物を持ってくるな!」と怒られるやろな。下手すると人権問題に発展するかも。

 小学生も「廃棄食材の問題」を理解する前に「食うにも困る状態」を知った方が良いかとは思う。「消費期限」ではなく「賞味期限」の話、スーパーは「賞味期限切れ」を廃棄する。


映画:夜明けまでバス停で(日本)

 

夜明けまでバス停で

 

 実際にあった「渋谷ホームレス殺人事件」を基にしています。ゴミ箱をあさる行為など、ギリギリに命を繋いでいたと思われるシーンがあります。

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