あなたの大切な人が新たな門出を迎える時どうやってお祝いしますか?
ボクがソムリエとしてオススメするのはシャンパーニュ(一般的にシャンパンと言われるお酒)です。
先日アップしたブログ失敗しない家飲みワインの選び方5つのポイントをFacebookに投稿したら友人の1人からこんな反応がありました。
【息子の就職祝いの泡選びの参考にさせていただきます。】とのコメントを頂きました。
ボクはピンときました。美味しい泡(スパークリングワイン)は色々あるけど、就職祝いは新たな門出の席。
そんな時には絶対シャンパーニュだなって。
なのでオーダーはこうして下さいねとコメントしました。
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【息子の就職祝いなんだ。それに合うシャンパーニュを。ブリュットが良いかな。】と伝えて下さい。
予算がある場合はリストの価格を指さして【このぐらいのもので】と付け加えて下さいね。
そして息子さんにはこう伝えて下さい。
【今日は君の就職祝いだ。このシャンパーニュは門出のリキュールというものを足して出来上がるそうだ。だから君の大切な門出にはシャンパーニュで乾杯したかった。】と。
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要点は3つです。
・シャンパーニュであること
シャンパーニュは一般的なスパークリングワインと違って高級感があります。実際にお値段も安くはありません。
シャンパーニュは瓶内二次発酵という特殊な製法で作られていてその行程上最後に同質のワインに蔗糖を溶かしたリキュールを添加します。
これを【門出のリキュール】と言います。
門出を表すリキュールが添加されているシャンパーニュは人生の門出を祝うには適したものじゃないかなって思ったんです。
その他のワインでこれらを用いているものはありませんからね。
そしてこの量によって名前も変わります。
※この量に関しては以前書いた記事を参考にして下さい。
シャンパーニュやスパークリングワインの甘さってどこでわかるの?
そして最後の1つ
かのナポレオンはこう言ったそうです。
「シャンパーニュは戦いに勝った時こそ飲む価値があり、負けた時には飲む必要がある。」
などのように名言が多いので語れるから。笑
ボクが大切な人の門出を祝うのにシャンパーニュをオススメするのは以上3つの理由です。
おめでたい席でもシャンパーニュはよく使われますが、こんな意味と一緒に話すと特別な気持ちになりませんか?語らないのはもったいないですよね♪
その他今でも船の進水式に使われています。これは北欧のバイキングに由来するそう。
昔バイキングは進水式に生贄を差し出したそうなのですが、時代が変わり、血の色をした赤ワインに変わり、白ワイン、シャンパーニュへ変化したそうです。
現代でも華々しい船出を祝うシャンパーニュですがこの辺の話は新たな門出を祝う席ではナイショにした方が良いでしょうね(^^♪
ではまた~。