世知辛い世の中だ。すれ違う際、ちょっと肩が触れたぐらいで、喧嘩腰で睨みつける奴。電車の乗車待ちで平気で横入りする奴。そして乗車後,、椅子取りゲームよろしく 座席を奪い合う奴。車の往来があるにも関わらず、赤信号をゆっくりと渡る奴。１日都内を歩いて出くわすお馴染みの光景だ。どれも外国人じゃない、歴としたわが同胞、日本人なり！明らかに日本人は劣化している。「江戸っ子」はもはや死語か？そんな思いでテレビ見てたら、ささくれた当方の心を癒すCMが映し出された。ご存知、缶コーヒージョージアの新CM（３０秒バージョン）。
山田孝之扮するス―ツ姿の営業マンと新井浩文扮する鳶職人が、休憩タイムにジョ―ジア片手に偶然、公園のベンチで隣り合わせます。最初チラ見しながら相手の職種を心の中で軽蔑し合う二人。でも、はたと思い立ち、もし自分が相手の職業だったら？ とお互い想像してみたら…とてもではないが、自分には務まらないとわかる。するとお互いをリスペクトする気持ちが芽生えて、「お疲れ！ 誰だか知らねえけど」と心の中でエ―ルを送り合うという内容です。笑えて、なおかつ清清しい気持ちになれます。当たり前だけど、誰しも一人で生きてはいけないし、自分を中心に地球が回っているわけじゃない。普段通りの日常の中で、相手の立場に立って考えてみたとき、あらためて、「感謝」や「希望」や「尊敬」の思いが込み上げてくるものです。ちょっと美化しすぎか…。ま、俺も缶コーヒーでも飲んでガンバロー！！