これまで知人や心療内科で話をすることによって、話を聞いてくれる人達が「辛かったね、大変だったね」と応えてくれるので、私はなんて可哀想なのだろうという悲劇のヒロイン感が増長されていた。

しかし楽器の先生には、私がいくら現状が辛いか、可哀想かということを訴えても全て吸収し、その訴えたことを武器に返り討ちに遭わされていた。


相手との衝突を避けて私が我慢すればいいとか、相手に何を言っても無駄だから何も言わないというのは、自分の弱さによって相手に立ち向かえていない甘さから来るものだ。

不安というものはみんな抱えている。

傷つきたくない。でも相手のこういうところは変わってほしい。というのは虫がいい話で、何かを変えるには自分も無傷ではいられないのだ。


私がこの職場で苦しんでいたことは人生において必要のないことであり越えなければいけないことだ。

"この試練を越えなければ幸せはない"

先生は私にそれを教えてくれた。


私が今、現実から逃げていること、自分の弱さから逃げていることを分からされるための指導を受け、考え方を改めさせられた。

そして社会復帰するための強さを得るための秘訣を聞いた。

自分が辛いと思っていることはみんなも感じていることだと気付かされた。

それを分かっていても受け入れられなかった自分が、現実を突きつけられて少しずつ気持ちが変わっていった。


"自分が成長することが1番の薬"

そして

"ゴールに向かうために今をがんばる"


これが私が幸せになるための近道だと先生は教えてくれた。