書きたいことや、書くべきものをすべて書きつくしたら、あえて全部捨ててしまう。


カラカラの土壌に新しく生まれてくる言葉は、ようやく見いだされた真実のようでもあり、隅から隅まで嘘で塗りかためられたフィクションのようでもある。


そんなふうにして、尖ったフィクションは、小説は、生まれてくる。