多忙が続き、9月中旬に行った旅を超スローペースで書き綴っている。


幼少期の断片的な記憶をたどりながら53年ぶりに訪れた大阪編の続き。


今回は来阪の目的のひとつである大阪城へ。



圧巻の堀に目を奪われる。これは見応えあり。


見慣れた地元仙台の青葉城は、高地高台に築城され、その周りを流れる川を堀としたので、防御の面で人工的に堀を造る必要がなかった。


それゆえに、壮大な大阪城の堀にため息が出る。


水面(みなも)に映る堀の美しさは格別。我ながらナイスに撮れた一枚。








大阪の見どころのひとつである大阪城は集客力抜群。

この日我々が見かけた半数以上は外国人。皆、面白いように城へ吸い込まれていく。





つわものどもが夢の跡


城へ訪れてみて、改めて秀吉のスケールの大きさを伺い知る。家康も秀吉に対しては畏敬の念を抱いていたことだろう。



大手門も重厚感たっぷり。


大きくも精緻な造りの石垣も圧巻の一言。




先人たちの匠の業に驚嘆するばかりだ。



塀の穴は外敵を銃で狙い撃つためのものだろうか。それとも見張孔か。




しつこいようだが、大阪城に訪れたのは実に53年ぶり。



直接大阪城とは関係ないが、小田原城攻めに2ヶ月も遅延した伊達正宗は、真っ白な死装束に身を纏い、秀吉に謁見したというあまりにも有名な話があるが、


この話、残念ながら史実であるかどうか資料に乏しく、実のところ解明に至っていない。


それでも日本一の伊達男•正宗なら、やりそうな話である。





壮大な堀と石垣、そして見事なまで美しさを成す天守閣。正直大阪の人が羨ましい。ほんとに大阪の誇るべき城だと思う。



つづく