先日大阪の某外資系ホテルへ電話で宿泊予約を入れた。(今どき電話で予約


あるクーポンを使うため、WEB予約ではなく直接電話を入れて予約せねばならなかった。


そして電話に出たのは中東の〇〇〇〇国の外国人従業員であった。


丁寧な応対ではあったが、彼の日本語がところどころ聞き取れず、何度も聞き返す羽目になった。



お互い聞き取れない


また、彼は彼で、わたくしの仙台弁丸出しのアクセントに大苦戦しているようだった。自分としては標準語を話しているつもりなのだが。


かみさんには、あんたの日本語は訛っている!とよく言われる。うん•••それは自他ともに認めるところ。


しかしながら、生まれもって身に着いた方言のアクセントは簡単に変えられるものではない。直す気もさらさらない。


オラは、訛りば全然直す気ねぇーがらな!

(文章まで訛る必要ないが)


何せ、わたくしの母語は仙台弁。ネイティブ仙台弁だ。



さて、本題に戻り、電話応対に出た彼も、そしてわたくしもお互い聞き取れないので、まどろっこしいが何度も何度も復唱を繰り返し、一つ一つ確認しながら牛歩の如くゆっくりとゆっくりと手順を進める。もうこれしかない。


おかげで部屋の予約だけで長々と30分も費やしてしまった。30分も!どっと疲れが出る。やれやれ。


最後に確認のため彼の名前と国籍を聞き、一切の手続きを終えた。


もし彼が台湾人、または中華系の人だったら北京語でやりとりでき、スムーズにいったのだが。


苦虫を噛みながら、細かいこと挙げたら愚痴もこぼしたくなるが、彼を責める気にはなれない。


時間はかかったが、彼の懸命に聞き取ろうとしている姿勢と誠意を感じ、結果的に間違いなく予約できたのだから、これで良しとしたい。


ま、外国人従業員の日本語能力が高いことに越したことはないが。


昨今の観光業、宿泊業の人手不足により、一人の従業員が諸々の兼務を抱えざるを得なく、上述のわたくしのような経験をした人は他にもいると思う。


日本経済のカンフル剤として訪日外国人が増え、インバウンド効果が顕著に現れるのはうれしいが、人手不足により日本が誇るサービスの質が落ちてしまっては元も子もない。



あれこれ述べたが、武漢ウイルスが猛威を振るって以降、遠出するのは実に3年数ヶ月ぶりのことになる。


まだ先のことだが、来たる大阪の旅は思いっきり楽しみたい。


人生、楽しんでなんぼ