庭に美しく咲いたチューリップと水仙



花を愛でながら、ふと思うことがある。


今、ウクライナの人たちは花を愛でる、そんな余裕はない。死と隣り合わせの毎日で、花どころではないだろう。



あの残虐な惨状を見て「映像の世紀」テーマ曲『パリは燃えているか』の重厚で悲しい旋律が重なって聴こえてくるのである。


この時代に、まさかリアルタイムで「映像の世紀」と同様の惨状を見るとは、つゆも思わなかったが。


作曲した加古隆先生も嘆き悲しんでいるに違いない。


「映像の世紀」には、今後おそらくウクライナ侵攻編が加わるはずだ。



これらチューリップや水仙の美しさと、ウクライナの惨状とでは、あまりにギャップが大きすぎて書くのを憚るが、それでも書かずにはいられない。


日本は、自衛隊装備品のヘルメットと防弾チョッキをウクライナへ提供しているも、防衛装備移転三原則に阻まれ、これがギリギリ精一杯の提供品だ。



しかしながら、終わりが見えない長引く戦況。この先、正直ヘルメットと防弾チョッキだけでは心許ない。市民を守るため、さらに武器が必要不可欠になってくる。


自衛隊の正式採用小銃を製造している豊和工業のライフルを提供項目に加えてもいいのではないか。


命を守るため、武器提供は悪ではない。


仮に日本が今回のウクライナと同じ境遇に置かれたなら、やはり諸外国から武器提供を求めるだろう。


非現実的平和論を唱える左巻きの人たちから槍玉に挙げられそうだが、彼らの屁理屈にいちいち付き合っていたら、命がいくらあっても足りない。




ウクライナに平和が訪れ、こうして花を愛でられる日はいつ来るのだろうか。


すでに500名近い避難民が日本へ来ているが、今後の生活基盤云々は後々にして、まずは戦争による心身の疲れを癒やしていただきたい。


そしてウクライナが勝利して、彼らが無事祖国に帰国できる日を願って止まない。


ウクライナに栄光あれ